なんななナンセンス

益体もないナンセンスなことを、ある程度は掘り下げて考えた

東京五輪新種目「重量級マラソン105kg超級」

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走行競技にも重量別の階級制度が導入されることになりました。

体重差でベストタイムも変わってきますからね。50キログラムと100キログラムの選手でも最高記録が同じだったら、スゴイのは50キログラムも余計なウエイトを身に付けて走った100キログラムの選手です。フェアに競うなら体重も同じ選手でまとめるべきでしょう。柔道のように。

手始めに42.195kmを走るマラソン競技で、体重が105kgを超える男子限定にしましょう。マラソン選手といえば体脂肪率1ケタ前半のガリガリ体型、という先入観を粉々に打ち砕く、デブによるデブのためのマラソン種目です。

給水はゼロコーラ

マラソンの途中で適度に給水しなければ脱水で命に関わるのはデブも同じです。まあ、デブは絶えず多量に発汗してますのでマラソンしてなくても同じ運命を辿りますが。

スポーツドリンクには糖分が多量。つまり、デブの敵です。そんなもん飲んでたら痩せることはおろかフルマラソン完走など夢のまた夢。デブの飲み物といったらゼロカロリーコーラと相場が決まっています。

給水所に並べられたコカコーラ社やペプシ社のゼロコーラ達。もう十分太ってるんだから今さら普通のコーラの代わりに0コーラ飲んだところで何も変わらないのですが、メーカーにまでこだわる体重105kg超級の自称マラソンランナーのために仕方なくご用意しました。

ドーナツやポテトチップスも給水所にご用意

それだけではありません。コーラがあるのにポテチがないのは片手落ちだと各国選手からクレームが殺到し、IOCもこれを了承。オリンピック規定として、フルマラソンの105kg超級に限定して給水所にはゼロコーラのほかカルビー及びコイケヤの各種ポテトチップス、プリングルスを常備。袋ごと手に持って走りながらパリパリ食べられます。

さらにポテチだけでは飽きがくるというリクエストにも、断れない性格の軟弱IOCは首を縦に振りました。デブ向け携行食として特に人気のミスタードーナツのポンデリング、マクドナルドのチキンフィレオ、すき家の牛丼キングなど、ファストフードのビュッフェスタイルな給水所を設けてデブランナーもハッピー、大会公式スポンサーも宣伝になってハッピー。

通常、競技終了直後のマラソン選手は大量の発汗と脂肪燃焼により体重減少してますが、途中でジャンクフードと合成甘味料を多量摂取した生活習慣病予備軍達はスタート時の105kgなんぞ遥かに超過し肥え太ってゴールすることが多いようです。