なんななナンセンス

益体もないナンセンスなことを、ある程度は掘り下げて考えた

徒歩が自転車や自動車より優れている7ポイント


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ウォーキングは有酸素運動で健康に良いですね。でも自転車だって有酸素運動です。もしかしたら

1. 空気の匂いがわかる

街中を歩いていると、色んな匂いが漂ってきます。自転車や自動車じゃこう落ち着いて匂いも嗅げません。

とんこつスープの匂いがしたら近くにラーメン屋があるし、オタフクソースの焦げる匂いならたこ焼き屋とかお好み焼き屋。

田舎の夕暮れ時には各家庭の晩御飯が丸わかり。カレーライスの匂いならすぐに気付きますね。ダシ汁の旨味たっぷりな風味が流れてきたら、鍋かな。

この奥ゆかしい情緒は物質文明の権化である自動車・自転車ごときに理解できるはずもありません。文明の利器(笑)ファンの皆様には、せいぜいダッシュボード上に無様に貼り付けた安物消臭芳香剤の臭いでも嗅ぎ続ける人生を送っていただきましょう。

2. 両手を使いながら歩ける

自転車も自動車もハンドルを掴んでないと真っ直ぐ進まない不便な乗り物です。それに引きかえ徒歩のハンズフリー具合ときたらもう完全フリーハンド。

歩きながらバッグを持ったりペットボトルでジュース飲んだり北のいいとこギュッとバーガーをテイクアウトして頬張ったり出来るなんて便利すぎて空も飛べそう。

手ぶらで歩く開放感は徒歩だけ。歩いて世界一周した人は数知れない。自由を得るのに移動スピードは関係ないみたい。

3. 猫を見つけやすい

駐車中の車の下、高い塀の上、家と家の間、冷静と情熱の間などに猫がいてもゆっくり歩いてないとアッサリ見落とします。

散歩していて不意に野良猫の姿が視界に入るとテンション上がるのは何故でしょうね。

4. 歩くのは基本無料

その辺の道を歩くのにお金は要りません。靴がなくても靴下がなくても、裸足で人や女神は歩けます。それに引きかえ何万円もする自転車や自動車ときたら。

今どきソーシャルゲームだって基本無料が基本。歩いてる人が無課金プレイヤーなら自転車に乗ってる人は微課金、自動車でドライブしてる人は重課金、プライベートジェット機でアイキャンフライ中の人は廃課金。

5. 老若男女を問わない

あんよが上手な子供は歩ける歳になったら歩いて良いし、100歳を超えてたって徒歩で日本一周しようとする挑戦を引き留めるのは野暮。

今どき女子一人旅も珍しくないし、日本の法律が通用する地域なら治安は良いです。明るい大通りなら夜道を一人で歩いててもまあ大丈夫ですが、できれば複数人で歩きたいですね。

運転免許のように年齢制限や運動能力の適性検査は不要なのも徒歩の良いところ。

6. 比較的安全

競歩の選手でもない限り、徒歩は時速10kmを超えません。それに引きかえ車輪で進む乗り物ときたらちょっとぶつかっただけで命に関わる走る凶器。徒歩の安全神話は不変です。

これがオリンピック陸上競技短距離走者ウサイン・ボルトの全速力に衝突されたら冗談じゃなく打ち所次第でポックリ逝く可能性は高い。けれど時速4kmでテクテク歩いてるだけのボルトならどんなにぶつかってもまあ死ぬことはありません。彼、優しそうだし。

それに引きかえ自動車ときたらどんなに徐行してても傍にいたら轢死、圧死の危険を伴います。おお、こわいこわい。

7. 電話しながら歩ける

レティナディスプレイに視線を落としていて前方を見ないで歩くスマホ歩きは御法度ですが、携帯電話で通話しながら歩くのは今も昔も普通です。

自動車や自転車で運転中に通話はおろか携帯電話をいじるのも危険運転。犯罪者予備軍。デメリットしかない。徒歩の安全性には敵いません。

これほと多くのメリットがある徒歩。どんな高級車も、この7つ程度の利点さえ実現できないポンコツなんですから大したことありませんね。車道を走る車を哀れみの目で眺めながら、歩道を颯爽と歩きましょう。