なんななナンセンス

益体もないナンセンスなことを、ある程度は掘り下げて考えた

東京オリンピック追加種目「欠陥住宅」

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建築の世界にも優劣があり、建物を作るスピードが速い遅いで違い、建物に難易度や芸術性を見て取れます。

そう、この基準はもはやスポーツ。ならばスポーツの祭典に追加できます。

最も優れた建物を建設した国が金メダル、なんて短絡的に決めちゃったら世界中から非難轟々が確実。自分の美的センスで自分の国が一番良いと主張しあい収束しないに決まっています。挙げ句の果てには他国の建築物が欠陥住宅だと指摘し出す始末。

よかろう、ならば欠陥住宅で勝負だ。

誰がどう見ても使えない住めない最も危険な欠陥住宅を作ってください。設計ミス、耐震偽装、杭打ちデータ改竄、やっちゃいけないこと全部盛り込んで構いません。

皆さん他の人のアラを探して糾弾するのだけは得意ですから、お互いに建物のオカシイ所を徹底的にツッコンで気の済むまで欠陥住宅に仕立て上げてください。

蛇の道は蛇。欠陥住宅の公平かつ厳正な審査を、欠陥住宅のプロが行うオリンピック競技。いつバレるかドキドキしている世界中の欠陥住宅メーカーが我こそはと名乗りを上げるべき新種目です。

古今東西の欠陥を取り入れた欠陥住宅

建物は加点方式で評価します。すなわち、欠陥とみなされる箇所があるたびに所定の点数を積み上げていき、より多くより優れた欠陥を持たせた建築家が金メダル。

目安としては、建て付けが悪くて窓や扉が開かないとか、床面が傾いていてビー玉が転がるといった分かりやすい欠陥はポイントが低い。

一方、基礎に欠損があったり柱の緊結が甘くてちょっとの地震で全倒壊の危険があるような致命的瑕疵ほど高得点となります。住んでいる人の命に関わるほど評価される、と覚えておきましょう。

日本では耐震偽装や杭打ちデータ改竄など素人目には判別しづらく実害も正直いってあまりなさそうな欠陥住宅が問題視されがちです。現場でコンクリートを水増ししたシャブコンの使用も素人がすぐには判別できません。

オリンピック競技にて欠陥住宅を審査する係員は、第三者機関として世界中の欠陥住宅と対峙してきた実績を持つベテラン検査技師ばかり。その徹底した住宅性能評価は、何の瑕疵もないシロ物件をも検査時の破壊工作で真っ黒クロ物件にでっち上げる強引さで業界の一級建築士に恐れられています。

一流の違法建築士と欠陥住宅メーカーがタッグを組んで世界最高のヘッポコ物件を競う。一体どんな新しいお間抜け住宅を楽しめるのか。もちろんこれから自宅を建てる人が欠陥住宅を掴まされない為の参考としても必見です。