なんななナンセンス

益体もないナンセンスなことを、ある程度は掘り下げて考えた

東京オリンピック追加種目「心霊写真」



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この世ならざるものが映り込む心霊写真で勝負しましょう。心霊写真の全国大会、いや世界大会を。

2020年東京で行われる夏季オリンピックの夜長は、世界中から寄せ集められた心霊写真鑑賞大会が一陣の涼を提供します。

なお不正捏造防止のため使用するカメラはIOCこと国際オリンピック連盟から支給されるごく普通の一眼レフのみ。ズルして勝とうとするやましい気持ちは霊に代わって悪即斬。おわかりいただけただろうか。

無数に漂う霊魂のオーブ

人間の死後、肉体から解き放たれた霊魂は球状の光となって空気中を漂っていますが、生きている人の肉眼には見えません。しかしカメラのフラッシュが一瞬だけその姿をオーブの形で捉えられることが経験的に知られています。

心霊写真競技では基本ポイントとして加算対象になるオーブ現象。東京オリンピック開催期間は、都内の小麦粉、カタクリ粉が品薄状態になることが予想されます。精巧なオーブ写真をねつぞ…撮影成功したい競技者はスーパーコンビニでお早めに粉物の買い占め、大人買いをオススメします。

消える人体の一部

霊は悪戯の範疇を超えて現世に影響を与えます。被写体になった人の手あるいは足の一部を綺麗に消して透明化してしまい、写真には人体の一部が不自然に欠損して見えます。背後の風景は鮮明に映り込んでるので、トリックやCGにも思えません。その後、当事者の消えた手足と同じ部位が実際に事故で怪我を負う現象が多発するそうです。怖いですね。

ところで最近、形成外科医が満員御礼の大繁盛だとか。心霊写真一枚撮影するためだけに手や足を外科手術によって保存的に切り落とし、撮影後に再び接合手術を施して復元。機能が著しく低下するためオリンピック当日まで過酷なリハビリを続け、手足の運動能力を回復して健全な身体に戻って心霊写真競技会場へ登場。何食わぬ顔で撮影時の恐怖を語るのです。自分の身を犠牲にするのも厭わないその行動力、ある意味、幽霊より怖い。

窓に映る人の手や顔

高層マンション上層階のベランダもない部屋の窓に外から映り込む怪しげな人の顔。室内を覗き込み、現世を呪うかのような苦悶の表情に見える。あんなところに人がいるわけがない。恐ろしいですねえ。窓辺の上や下から不自然に伸びてくる手、窓ガラスにくっきりと残る手形。ああ嫌だ。生理的にも受け付けない。タワーマンションの窓の一部はFIX窓でハメ殺しだから開けられないはずなのに。

それはそれとして、なぜオリンピックの心霊写真競技には消防士やレンジャー、鳶職、窓拭き業者の出身者が多いのか。不思議ですね。ただ写真を撮るだけなのに、まるで危険な高所作業に従事する必要があるかのよう。念を込めて本物の心霊現象を激写する競技なので、必要なのは霊感とか霊をおびき寄せる体質とかだと思うんですけどねえ。屋上から壁面をロープで懸垂下降して、外から窓を覗き込むようなラペリング技術なんて心霊写真となんの関係もない。絶対。

2020東京オリンピックが開催されるのは猛暑の夏季。寝苦しい夜長に胡散臭い涼を提供してくれそうな心霊写真競技が待ち遠しいですね。