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なんななナンセンス

益体もないナンセンスなことを、ある程度は掘り下げて考えた

地味すぎるスポーツ…五輪追加競技 畳の目を数える

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辛抱強く痛みに耐えることを畳の目を数えるようにと例えます。畳文化ならではの和風な表現ですね。実際に畳に編まれた井草の数を一つ一つ数える人は稀でしょう。

しかしここは冗談が現実になるオリンピック競技会場。畳の目を数えるという地味で無意味、まさにナンセンスを形にした冗談のような競技が実現しました。

地味でシュールなオリンピック競技

競技スタートの号砲を合図に各選手は、太さ1ミリメートル前後のい草で隙間なく編まれた畳の目を数えます。屈強な体躯の男女が揃いも揃って畳の上に屈んで地面を見つめて一心不乱にぶつぶつ数を呟き続ける。こわい光景。そして地味。画面に動きがない。そのシュールさが一部のオリンピックマニアに好評です。

予選は畳一枚。つまり一畳分ですね。日本畳には京間や江戸間で様々な種類がありますが、オリンピックでは便宜上91㎝×182㎝の畳サイズで争われます。この中に畳の目がいくつあるのかを手作業で数えるわけですが、気が遠くなりますね。

一般的に畳の目というと編まれた列の数で、だいたい58目から63目と決まっています。規格のようなもの。でもこれじゃ競技にならないので、そこに何本のい草が編み込まれているかを数えていただきたい。

仮に1本1ミリメートルとすれば奥行き182センチメートルですから、単純計算で1820本になりますね。1820×63でトータルは114660。でも実際は0.5㎜と細かったり、逆に1.2㎜と太かったりまちまちのはず。やっぱり正確を期すため1本1本を目視で数えましょう。

予選と決勝の畳の目数えルール

予選はタイムアタック。1畳の畳の目をより速く、より正確に数え終えた選手が勝ち抜けます。いくら速くても数を間違ってたら意味ありませんから、答え合わせ時に減点法でミス分を差し引いてスコアとします。

決勝は制限時間内に最も多くの畳の目を数えた選手が金メダル。これも最後に検算して失敗や不正を取り除き、世界で一番正確かつ大量に畳の目を数えたオリンピック選手を認定します。

畳の目を数える。その無意味さ、不毛さ、侘び寂びですね。和の心、禅の境地に通ずるものがあります。さあレッツトライ。自宅の和室に畳の部屋がある方は、悟りを開くつもりでオリンピックにチャレンジしましょう。