なんななナンセンス

益体もないナンセンスなことを、ある程度は掘り下げて考えた

東京五輪新種目「ボクシング札束級」


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ボクシングは魂と魂のぶつかり合いです。

具体的には、こぶしとこぶしの殴り合い。ですが素手ではなくバンテージを巻いた上にグローブを装着して殴ります。

でもこれはあくまで結果論。

命をかけて、魂を削って、身を粉にして働いて、そうして稼いだお金は魂の一部。

だからお金そのもので殴り合うことは至極当然だと思いませんか。

本物の札束で殴りあう

札束で殴るというと、経済力をひけらかす比喩として表現されます。オリンピックに比喩なぞ不要。文字通りバンテージ代わり、グローブ代わりに武器として拳に巻いて殴り合って頂きましょう。

さながら投資合戦のようですね。買収するかされるかの瀬戸際。資金力こそ戦闘力。札束で殴られた経験がある方は稀かもしれません。あれは痛いですよ。精神的な意味でね。

自国通貨を使用

ボクシングに使用する札束の通貨は、国際色豊かなオリンピックですから自国の通貨を見せてもらいましょう。考えてみれば、ほぼ全世界が一堂に会しているのにどんなデザインのお札を使っているのか一度も見たことない国が多すぎます。良い機会なのにね。

攻撃力は為替相場に準じます。円高なら円は強いし、ジンバブエドル安だとスライムに1のダメージも与えられません。もうジンバブエドル、廃止されましたけども。

物理的に痛くなくても、ジャッジ判定時に有効と見做された攻撃価額が積算されて比較されます。オリンピック開催に合わせて為替操作し、自国通貨が割高になるよう大規模介入する無茶な国もあるほど。

ボクシング札束級。日頃のFX取引でダメージを被っている人ほど見るに堪えない経済的に過酷な競技。タオル投入という名の強制ロスカットを怖れることなく、札束の往復ビンタを高みの見物しましょう。