なんななナンセンス

益体もないナンセンスなことを、ある程度は掘り下げて考えた

東京五輪新種目「大食いロードレース」



f:id:nan7net:20130825143531j:plain

自転車のロードレースは長距離を長時間に渡って走破する過酷な競技。何時間もノンストップで走り続けるから、当然お腹が空く。バイクを漕ぎながらカロリーメイトみたいなレーションを食べている姿がカメラに映る。あれがすごく美味しそうに見えるのは何故なのか。

人間、美味しい食べ物はどんどん食べるべき。それはオリンピックの舞台とて同じ。長距離ロードレースというカロリー大量消費競技の最中に、ご馳走をフードファイトして大量のカロリーを摂取すること。強くなりたくば喰らえ。

大食いロードレース競技は通常のロードにプラスして、走行しながら規定の食べ物をより多く食べ、ゴール時の体重が最も増えていた選手が金メダルとなる。なお順位に応じてボーナスポイントが与えられるため着順も重要。ちんたら走ってはいけない。食わず嫌いもいけない。笑ってはいけなくはない。

ご馳走とはいっても食べるメニューは公平を期すためオリンピック委員会が指定する。まずは世界中のロードバイカーから愛されているヤマザキパンの「薄皮こしあんパン」。しっとり食べやすく詰まった餡子でカロリー摂取も捗る。まさに大食い自転車競技のために開発されたような逸品。ヤマザキパンは次期ノーベルレーション賞受賞候補と目されている。

それから各種レーションバーとしてパワーバー、一本満足バー、ソイジョイなど。しかしカロリーメイトで分かるようにパサパサ系の栄養補助食品はロードレースで口の中がカラカラになるので好まれない。フードファイターにとって口や喉の渇きは絶対厳禁である。食べずらさによって自転車走行のスピードが殺されるのも極力避けたい。

ウィダーインゼリーやカロリーメイトゼリータイプは飲みやすく短時間でエネルギー補給できる。しかしやはり少量なくせに高額であり、食べた気がしないとはこのこと。大食いロードレースのレーション費用は全額IOC持ちだが、日頃の節制精神が染み付いた多くのレーサー達はオリンピックだからといっていつもと違う物を食べようとは思わない。

判定は着順ごとに割り当てられた得点と、競技前の計量とゴール後に計量した体重とを引き算した得点を合算して最も多い選手から金メダル、銀メダル、銅メダルとなる。走行タイムではないところが要注意ポイントで、2着や3着でも大食い分で順位をまくれるなら敢えて1着を狙わず大食いに注力するという戦術が成り立つ。そのまた逆も然り。

ロードレースは過酷で危険なスポーツで知られる。フードバトルと一緒にしては双方に対して失礼だが、大食いの胃腸内科的な危険さを加味した競技であるからカロリーメイト・メープル味のような甘さを期待しては命にかかわるだろう。