なんななナンセンス

益体もないナンセンスなことを、ある程度は掘り下げて考えた

タブー禁止特区を新設してテレビ新聞の捏造隠蔽がない街で真っ当な人生を


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めんどくさいことが少ないほど、生きやすい。日本には本音を隠し建前を重んじる美徳がありますが、時として事態を面倒くさくします。いつしか隠された本音はタブー化し、聖域化して手がつけられなくなる。不毛ですね。

昔からある話であり、今更全てのタブーを撤廃するなんて難しい。せめてタブー禁止特区だけでは腹を割ったお付き合いをしましょう。裏表なく、禁句、隠蔽、聖域、NGワード、大人の事情もないサッパリした生き方のほうが精神衛生上、健康でいられます。

タブーを口にするのが憚られる、ではなく、タブーを口にされては困る人達が「憚らせている」。聖域がない場所こそ、本当の聖域といえるでしょう。

恋愛のタブーをぶっちゃけてOK

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よくある身体目当て話。雰囲気を十分に盛り上げた上でロマンチックに「実はオレ、君の身体が目当てなんだ」と囁かれれば「あ、実はあたしもなの…」と思わず乗っかることができます。このくらいでドン引きする程度なら、まずは人を見る目がない自分の眼を疑うのが先。

世間に批判の多いできちゃった婚だって、いっそ「子供が出来たら結婚する! もし出来なかったら別れる!」とぶっちゃけてくれたほうが後々に誤解を引きずることがなくなるので助かります。まだ好きだと言い張るならそれは本物の愛ということなので、外野は黙ることにしましょう。

会社のタブーも全世界に向けて公開

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最近では全社員の給与を公開する会社がちらほら増えてきています。他の社員の給与を探り合って不必要に疑心暗鬼にならずに済みますし、明確な数値目標が突きつけられて背水の陣で仕事できます。そもそも自分より高い給料もらっててひた隠しにしてる人を信頼しろというほうが無理な話。

全世界に公開するならウェブサイトが一番早くて正確で楽。タブー禁止特区公式サイトでは特区内の全企業社員、取締役、株主、農家、漁師、官公庁公務員、デイトレーダー、アフィリエイター、アルファブロガー、アルファツイッタラー、アルファインスタグラマー、ユーチューバー、不動産王、石油王、ウォータービジネスマン、裏稼業従事者などあらゆる業種職種に携わる人々の給与明細と所得証明書を匿名で公開しています。これに同意しない人がタブー禁止特区に居住することはできない仕組みです。実名ではなく匿名なのは個人情報保護に絡む措置ですが、会社組織名は公開されます。ああ、多分あの人だな、と何となく分かるかと思いますので、お察しください。

全ての事実を曝け出すテレビや新聞

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すべてのテレビ番組はスポンサーの意向に添って作られています。ニュース番組が伝えるニュース内容も、事件に対するタレントのコメントも、スポンサーが流行らせたいと思ったら流行っているよう演出するし、貶めたいと思ったら貶めます。テレビの巧妙な嘘に敏感な人たちには公然の秘密となって久しく、なおも視聴者の思考を鈍らせようとコントロールしてくるタブーだらけのテレビ局のやり口に辟易中。

そういう仕組みだからこそ民放は宣伝媒体として成り立っているともいえます。ところが昔ながらの思考停止したテレビっ子は、「テレビは間違ったことを流さない」「公共の電波を使っているから公平な内容のはずだ」と盲信。まるでそうでなくては自分が自分でいられなくなるかのような教信者ぶりですが、テレビ新聞しか情報源がない中高年層の多くは本当にこの状態だから困ります。公共放送なはずのNHKですら特定スポンサーの意向を汲んだ社員や下請け会社によって、都合の悪い真実に気付かれないよう曲げられて伝えているのですから。

CMで流れる「ご覧のスポンサー」だけが捏造資金の提供元ではないことを覚えておきましょう。テレビ局幹部と株主と広告代理店の背後から潤沢な予算を注ぎ込んで番組内容を操作する「ご覧になれないスポンサー」の面々が、今も昔もテレビ新聞業界における公然のタブーです。いわゆる「お前、消されるぞ…」というやつですね。

タブーを暴露されても困る人がいない特区

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このたび新設されるタブー禁止特区ではテレビ、新聞、雑誌、ネット、官報、井戸端会議、全てぶっちゃけるのが決まり。同じ事件なのに実名と通名と匿名の報道がある、あれれ、おかしいぞー? といった気持ち悪い隠蔽はありません。被害者も加害者も文責記者も全員、戸籍に登録されるままの実名報道となります。スポンサー様にはご了承の上でスポンサードして頂きます。

個人、公人、メディアを問わず事柄をタブー化すると違法です。刑事罰が課せられます。このタブー禁止特区内では、健やかに生活したい住人諸氏の精神衛生面をクリーンに保つためにあらゆる聖域をぶち壊し、裏と表を一致させ、本来不必要な存在であるタブーなき真っ当な社会の維持に努めています。