なんななナンセンス

益体もないナンセンスなことを、ある程度は掘り下げて考えた

お姫様になりたいぽっちゃり系女子集まれ! 「男子重量挙げ女子75kg超級」東京五輪新種目


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男子が女子を持ち上げるウェイトリフティング競技が2020年東京開催オリンピックに追加された。「男子重量挙げ女子」。柔道風の階級別に分かれている。最大重量は75kg超級となり、青天井だ。必要とされるスポーツアイテムは、ぽっちゃり系女子。体重40kgから5kg刻みで200kgまでの女子及び男子をIOCが責任を持って五輪スタジアムに用意する。

男が女を、女が男を持ち上げる。ヨイショするという意味ではなくリアルな重量物とみなして持ち上げようとする競技は今まで無かった。夫を立てる、妻を立てるとかいう話でもない。文字通り物理的に持ち上げる。どうしての単純で明快な重量挙げ競技が無かったのか不思議でならない。

どうしてもバーベルに代わる数百キログラムの重量物が欲しかったものだから。オリンピック重量挙げ会場で調達できるそんな重い物を探して見回したら、すぐ隣にわんさかと居たので。君が欲しい、といっても心までは取らない。ああ、愛が重い。なお、女子部門は「女子重量挙げ男子」となる。105kg超級などの部門に分かれており、女子の方が男子より重い物を持つ格好となっている。現在、特に苦情や抗議の声は出ていない。

特別加点「お姫様抱っこ」は男子重量挙げ女子にあるユニークなルールだ。重量挙げのフォームは、膝を曲げて腰を落としバーベルの下に入り込むとともに腕を上に伸ばして立ち上がる「スクワットスタイル」が一般的。しかしこの競技では、女の子を抱え上げるときの最も一般的かつ紳士的なフォーム「オヒメサマダッコスタイル」で成功させると重量にボーナス加点される。

たとえ自重が100キロを超えるぽっちゃり系女子でも、殿方の腕の上ではお姫様なのだ。たとえぽちゃ特有の汗まみれ抱っこだとしても。男子重量挙げ女子競技は世界のぽっちゃり女子にロマンチックなお姫様抱っこの夢を与える、オリンピックに相応しい平和的な競技といえる。