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なんななナンセンス

益体もないナンセンスなことを、ある程度は掘り下げて考えた

【考察】けものフレンズが内包する7つのSF要素。迸るポストヒューマン感。

おすすめアニメ7選

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けものフレンズが自然冒険美少女アニメでありながら、多大な検証を要するSFモノかもしれないとバズってます。

一見すると科学技術とは程遠いプリミティヴな世界観。しかし注意深く観察すると、過去の遺物や現象の謎が浮き彫りになる舞台設定。

7話時点のけものフレンズに散見されるSF要素について、wikipediaのSF分類を参考に抽出してみました。

要素1. 歴史SF

けもフレは人類史」と名言になるほど、放送開始回から人類発達の歴史を垣間見ることができます。ヒトの誕生から始まり、道具の使用、戦争と平和、文字と火の発明など、順調に文明が近代化してきています。

要素2. 近未来SF

私達が現在暮らす2017年から時を経た未来の日本がジャパリパークだとする考察があります。現代文明の痕跡が至る所に残されており、人工知能ロボットのラッキービーストはいかにも未来的なアイテム。また、ゲームアプリ終了後の仮想世界だとする仮説も近未来SFにありがちな発想です。

要素3. ディストピアSF

外部環境は完全に壊滅しており、生物が生存できるのはジャパリパーク内だけ。しかも資源は限られており、畑で生産されるじゃぱりまんの原料が尽きたら全フレンズが死滅する可能性がつきまとう。明るい雰囲気とは裏腹に、未来への希望が見つからないディストピア作品ともいえます。

要素4. 終末SF(破滅SF)

フレンズ殲滅を目的に攻めてくるセルリアンと地球存亡をかけた最後の戦いを繰り広げる最終決戦SF、けものフレンズ。この戦いに負けると終末を迎え、世界は闇に包まれます。もしかばんちゃんがいなかったら今頃はセルリアンが世紀末覇者として君臨していたはずです。

要素5. 宇宙SF

じつは地球ではなく、擬似的に地球環境を模したスペースコロニー内の物語だったというオチの宇宙SF。セルリアンは本物のエイリアンだし、作り物感溢れる人工物は見た目どおりハリボテに過ぎなかったのです。後半はコロニーシステムに不具合が発生し、フレンズとセルリアンが力を合わせてジャパリパークを守り抜く友情オチにつながります。

要素6. ミュータントSF

実は人間がケモ耳ミュータントに変異したのか、アニメの設定通り動物がフレンズ化してヒトに近い半獣半人になったか、どちらであってもミュータントSFとして成り立ちます。問題はなぜミュータントが存在するかという因果関係。フレンズの存在理由ですね。

マッドサイエンティストがサンドスターを開発してバラ撒いたのなら、その理由は何でしょう? 「例の異変」でサンドスターが自然発生したとしたら、それを食い止めたりコントロールする方法はないのでしょうか。ところで、ゴジラは放射能で変異した怪獣でしたね。

要素7. タイムトラベルSF

崩壊しかけたジャパリパークを救うべく、未来からタイムマシンでやってきた救世主かばんちゃん。タイムリープの影響で記憶喪失に陥りながらも図書館で本来の任務を思い出し、サーバルと共に真の戦いへ赴くタイムトラベルSF巨編。この大きく広げた風呂敷をどう畳むか、最後まで目が離せませんね。

これらのSF要素を内包した映像作品は過去にハリウッドやジャパニメーションで度々映像化されてきました。例えば「猿の惑星」。サルと自然の脅威が支配するどこかの惑星、実は自由の女神が埋まるほど現代文明が滅んだ後の地球だったというオチでした。あるいは「タイムマシン」なら図書館で真相に辿り着く所がそっくり。

 

これほどまでに様々なSFジャンルを内包したアニメが存在したでしょうか。考える余地がある作品は面白いですね。その魅力は作画やキャラデザとは全く別の所にあります。とはいえ、フレンズたちみんな食べちゃいたいくらい可愛いですけど。現代人が美少女ポストヒューマンに置き換わった未来は毎日がどったんばったん大騒ぎのようです。

今回紹介した7つのSF要素がすべて的外れで、全然違う真相が用意されているとしたら、それはそれでとても興味が湧きます。「けものフレンズ考察班」諸氏におかれましては、敗北感とともに畏敬の念を禁じ得ないでしょう。

 

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