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なんななナンセンス

益体もないナンセンスなことを、ある程度は掘り下げて考えた

挨拶とプレゼントを入れ替えて今より豊かな礼儀と祝福のカタチ

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当たり前なことってありますよね。

でも当たり前って、人によって結構ちがう。

国や地域や、年齢や性別でも変わります。

同じ人でも1年経てば当たり前じゃなくなってたりしますし、関係や気持ちが変われば次の日から当たり前は終了します。

「当然」の反対語は意外なことに、「意外」です。
ね、意外でしょ?

日頃からしている、当たり前なこと。

たとえば、挨拶とか。

挨拶しない素敵な日常

日本は、朝とか帰りとかに挨拶するのが割と普通ですね。

もし挨拶が、普通はしない、とっても珍しいことになったら。

朝、学校に通学する途中で友達に会ったら。

突然本題に入ります。

「おっはー」とか「ようっ」とかありません。

顔を会わせた瞬間、「昨日のテレビ観たー?」とおしゃべりが始まります。

…あれ、別に困りませんね。

これはこれで。

会社ならどうでしょう。

朝のオフィスに入るなり、上司のデスクに直行です。

「課長、プロジェクトの進捗についてですが 」と藪から棒に報連相。

で、課長も挨拶はしなくて当然とわかっているので「マイルストーンを見直してみようか」と話が進んでいきます。

…良いんじゃないでしょうか。

むしろ余計な世間話が指し挟まる余地がなくなりました。

業務上も非常に都合がよろしい。

挨拶したのに、なぜか返礼が誰からも返ってこないで不快な思いをすることは確実になくなります。

小心者の私などには、地味に嬉しかったりします。

しかも、挨拶の代わりに物をプレゼントすることが当たり前になったら、もっと楽しい日常に変わります。

挨拶しないで、プレゼントをする毎日

物を人にあげる。

人によっては、年に何度かあるくらいの特別な行為ですね。

これからは特別ではなく、毎日する当たり前のことになります。

まさに挨拶代わり。

朝、相手を見つけるなり、おもむろにプレゼントをあげます。

あちらからももらうのでプレゼント交換みたいな感じになりますね。

毎日あげるものだし、かさばっても申し訳ないので、とても小さな物が喜ばれるでしょう。

飴やチョコなどのお菓子ならお口を悦ばせてあげられるし、後に残らないので一番多く選ばれそうです。

可愛いストラップやキャラクター小物などは女の子同士で盛り上がりそうですね。

クリップや付箋紙などの文房具はオフィスで役立つため、男女問わず人気です。

プレゼント日常化の経済効果

こうした日常プレゼント用の需要に応えるため、全国のコンビニでは新たに雑貨小物コーナーが増床されました。

これまで以上に映画やアニメ、キャラクター等とのコラボ企画も増えます。

日々新しいプレゼントが入荷する雑貨コーナーは日夜、女子高生やOLで賑わいを見せるようになりました。

この新習慣は全国、いや世界的規模で行われますので、小物の新製品開発と大量生産、物流量増加など、既存商品と競合することなく経済の活性化に寄与します。

加えてお菓子の消費量も増大しますので、製菓メーカーが潤うだけでなく、ヘルシア緑茶や健康器具など肥満対策グッズの売上にも貢献します。

なんだかすごいことになってきましたね。

もともと無料というか、物もお金も絡まない言葉による挨拶です。

それが全て贈答品マーケットに大変身したわけですから、このくらいの経済波及効果は想像に難くありません。

プレゼント習慣の楽しみ方

一言の挨拶でさえ人によって微妙に異なり、そこに個性が感じられます。

みんなとは違うプレゼントをチョイスして楽しませる歓びが生まれ、そこからも個性が生まれます。

あのコのくれるお菓子はあまり行かないデパ地下のチョコが多くて楽しみ、あっちのコのプレゼントはゆるキャラ系で和ませてくれる、などなど。

一方。

どんな習慣にも、それに疲れてやる気がなくなってしまう方は一定数存在するものです。

毎日プレゼントを選んだり、用意するのがめんどくさい、というように。

普段お菓子をあげ合ったりしない男性諸氏に多いかもしれません。

ご安心ください。

今が旬の雑貨とお菓子を詰め合わせた、日常プレゼント用まとめ買いセットをご用意しております。

商品の細かい指定など面倒くさい手続きは一切、必要ありません。

特に、一ヶ月ぶんを自動的に毎月配達してくれる定期プレゼント配送プランが人気です。

朝、家を出る前に、段ボール箱に一杯入った小物から、適当にいくつか持参してお使いください。

オフィス向け、学校向け、社会人サークル向けなど近い内容のプレゼントセットをお選びいただけます。

10代前後の若い方にはチョコやクッキー、高齢者向けには歯茎に負担をかけな い柔らかめの和菓子をパッケージしております。

このような傾向で、おそらく挨拶がプレゼントに置き換わったことによる不満の大部分は、それを解消する新サービスの普及によって円満に解決していくと考えられます。

あとは、慣れの問題ですね。

まわりの人がやってたら、自分もいつしか当たり前になりますから。

挨拶がなくなって、なんとなく物足りないのも最初だけ。

毎日プレゼントを用意するのが面倒くさいのも最初だけ。

慣れってこわいですね。

挨拶は特別な時のために

朝、今日が誕生日の人に会ったら、挨拶をしましょう。

おはようごさいます、誕生日おめでとうございます、と挨拶をして、誕生日をお祝いしましょう。

おめでとうを言うなんて当たり前だと思いますか?

いいえ、年に一度の特別なことですよ。

バースデープレゼント?

プレゼントなんてそんな、毎日あげてるじゃありませんか。

べつに特別でもないし、もらっても嬉しいと感じません。

もし特別な感情をお持ちなら、その気持ちを言葉に乗せて、あなたのセンスで挨拶しましょう。

嘘みたいですが物を贈るよりも、挨拶こそが心を打ちます。

プレゼントが当たり前になった世の中ではね。

挨拶だけなら簡単だと思いますか?

物では釣れなくなったという意味で、これまで以上に大変かもしれませんよ。

これまでオシャレで凝ったプレゼントを渡せば上手くいってたイベントが、最初の挨拶で全てが決まるように変わるわけです。

しゃべってる途中で噛んだら、目も当てられない。

いや、むしろ美味しいかも。

そういうのも含めて、言葉が特別になります。

口の上手い人には有利ですね。

ここ一番に挨拶を決められる人に合った文化かと思います。

ちょ。

ちょっとまって、それは困る。

挨拶とか超苦手で口下手な私が、挨拶しなくても済むように考えた習慣なのに。

だから挨拶とか必要ないプレゼントに入れ替えたのに。

結局、しゃべりが出来なきゃ肝心なときに上手くいかないじゃないですかー。

どうしてこうなった。