なんななナンセンス

益体もないナンセンスなことを、ある程度は掘り下げて考えた

東京オリンピックで新しい種目「イヤホン音漏れ」が追加

f:id:nan7net:20140612205410j:plain

他人のイヤホンからの音漏れ。

迷惑ですよねー。

本人は気付いてないのでしょうか。

多分そうなのでしょう。

いや気付いていなければダメだし、知ってて音漏れしていたらもっとダメです。

つまりイヤホンから音漏れさせている人は、全員ダメ人間。

もはやこれは、闘いです。

イヤホン音漏れの張本人と、それに迷惑している周囲の善良な市民との闘争。

闘争といえば。

奇遇なことに、2020年に東京でオリンピックが開催されるではありませんか。

幸い、全世界的に車内での音漏れ被害が深刻化してきています。

良い機会ですし、イヤホン音漏れ競争を五輪正式種目として創設して。

往年の音漏れ争いに、今こそ決着をつけようではありませんか。

各国から選抜された精鋭が競い合って、最も金メダルに相応しい。

世界一の音漏れチャンピオンをね。

f:id:nan7net:20160821123920p:plain

競技会場は鉄道や地下鉄でゲリラ的に敢行

音漏れといえば、電車やバスなど公共交通機関ですよね。

一定時間、逃げ場の無い場所に不特定多数が集まっているため、イヤホン音漏れ犯と乗り合わせた時は大変です。

わざわざ車両を移動するか、我慢してやり過ごすなどのストレスを感じることがあるため、悪印象が残りやすいのでしょうか。

その音漏れに対する嫌悪感こそ、明確な審査基準。

オリンピックスタジアム内に設営した実物大の電車セットでわざとらしく音漏れさせても、おそらく何も感じないでしょう。

臨場感を出し、リアリティを生むことが重要となります。

結果として、日常的に運行中の地下鉄などの車両内にて開催されることになりました。

一般市民の皆様、もしもオリンピック期間内で電車通勤中、偶然イヤホン音漏れ競技が開始されても。

耳障りなノイズにしかめっ面を作りつつ、各選手の戦いぶりを観戦することにしましょう。

音漏れしやすいイヤホン選びが大切

密閉性に難があるインナーイヤー型が人気です。

耳の奥の方まで入れるカナル型イヤホンは音漏れしにくい構造であるため、本競技で使用する選手は皆無のようです。

なお、オープンエアータイプのイヤホンは始めから音漏れしやすい構造のため、競技での使用は禁止されております。

どう使っても、音漏れし過ぎる。

野球でいうところの金属バットのようなものでしょうか。

あえて穴が開けられ遮音性を低くしてある分、高音の伸びに優れているオープンエア型イヤホン。

音漏れする性質を薄々分かっていながら使用するのは、未必の故意ですからね。

公共の場では周囲の迷惑にならないよう最善の注意を払ってイヤホンを使いつつ。

金メダルを目指して、誰よりも残念な音漏れを追求しましょう。

耳障りなシャカシャカする音楽で選曲センスが光る

音楽業界は流行の一端を担う分野です。

オリンピック開催年である2020年のミュージックシーンを先取りした曲風の音楽 を盛大に音漏れさせ、周囲の乗客を辟易させることで高得点が期待できるでしょう。

遠くまで嫌そうに響いてくる重低音に強いイヤホンなら、ベースやバスを効かせてくるハードロックやドラムンベースを。

高音域のあの耳障りなシャカシャカで勝負したいならパーカッション多めの民族音楽、やギターにディストーションエフェクトをとりあえずかけまくった自称パンクバンドのファーストシングルCDでB面についてくるような前衛音楽を聴いておきましょう。

反対に、いかに音漏れテクニックが優れていても、音楽センスが最悪なら芸術点で勝てません。

本来、音漏れなどというガサツな振舞いは、センスとは無縁で思いやりに欠ける、荒っぽい気質の人間の所業ですが。

こと競技化してその道を極めようとしたら、逆の資質を問われるでしょう。

競技化されると公共の場で音漏れ禁止に

繊細さ、感性、慎重なイヤホンのチョイス、そして周囲にどれだけ迷惑になっているかを把握する客観性。

世界トップの音漏れプレイがテレビ放映され、優れた音漏れの姿が知れ渡ることによって。

一部の一般人はこれまで自分のイヤホン音漏れが、いかにダサくて情けなく劣った姿だったかを思い知ることになります。

オリンピックは平和の祭典。

街の中で槍投げやアーチェリーをしてはいけないように。

競技化によって、イヤホン音漏れ行為自体が管理されるようになります。

結果、素人による音漏れは激減。

電車内が今より少し、快適になりそうです。

こんなどうでもいい競技で、また一歩。

世の中を平和に近づけられて。

いやーほん、っとに良かったなあ。