なんななナンセンス

益体もないナンセンスなことを、ある程度は掘り下げて考えた

何もかも事後報告。まさに地獄! 悲惨すぎる「事後区」を紹介



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これはコワイ。恐怖というより凄惨、破滅、世界のオワリに違いない。全ての報告を事後に行う特別地区「事後区」が文字通りジゴク、地獄に陥ること間違いなし。その理由を紹介します。

仕事は事後報告が基本

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ビジネスの世界で事後報告は基本的にNGです。業務によっては一発で懲戒解雇が確定するでしょう。そりゃそうだ。遅刻した後で「事後報告になりますが、本日は遅刻します」なんて報告されたって、そんなの言われなくても見たら分かるし、ただの無断欠勤と同じなんですから。しかし事後区なら安心して寝過ごせますね。なんなら会社を休みましょう。翌日に有休消化を事後報告すれば済む話ですから。教える必要など本来不要な休む理由について、いやらしい上司からネチネチ詮索されることもありません。なんて快適で働きやすい社会なんでしょう。きっと生産性も高くなるに違いありません。

高価な買い物も事後報告

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「あ、そうそう、このエルメス・ケリー32・内縫い・タンジェリン・オーストリッチ・シルバー金具のバッグ(推定340万円)だけどね、買ったから」といきなり言われても夫婦の絆に亀裂が入ることはありません。ちゃんと正規品(推定)を購入できたことをニコニコと祝福しましょう。「家の前に停めてあるハーレーダビッドソン・ショベルヘッド・1977年・FXS・ローライダー・プロトタイプ(推定600万円)なんだけど、買ったから」と告げられた次の日の朝にかける電話は、買取査定を依頼するバイク王ではなくヴィンテージハーレーを最良の状態で100年間保管してくれる100年たっても大丈夫なイナバ物置かもしれませんよ。

結婚、出産も事後報告!

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気が付いたら身に覚えのない婚姻届が提出されており結婚していた、なんて事後区では日常茶飯事。少子化解消にも貢献できて結構なことじゃないですか。まあ出産の場に旦那が立ち会えると期待はできませんが。いつも通り仕事に勤しんでる間に、分娩室では破水もラミナリアも初授乳もすべてが終わっており、この激動の世へ感動的な生を受けた赤ちゃんがママの腕の中でスヤスヤ寝ている時、もう一方の腕で片手間に打ったSMSメッセージで初めて出産成功の事実を知ることになるのが常。

訃報、離婚も事後報告!

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お祝いが事後報告なら、悲しい出来事もまた知るのは後になってから。親族、いや喪主ですら通夜も葬儀も火葬も済んだあと、偶然目にした新聞の訃報欄でようやく親の弔事に気付く有様。近親者のだれもお知らせしないとはね。しないんです、事後区では。まさにモラル的な意味で地獄。そう、モラハラが原因で離婚するのが当たり前の世の中ですから、驚きもしませんね。婚姻届と同様、離婚届も勝手に出されて受理され、それに気付くのは年末調整で扶養家族が一人減っている事実を指摘される頃でしょうか。事後報告が許可されているため、夫婦両方の調印は不要だし不受理申出のような防御手段も撤廃済み。恋も愛も片方が冷めたら終了可能。愛し合ってないんだから、これが自然な形なのです。その意味では地獄どころか、理想郷に一歩近づけたといえるでしょう。

事後区ですべてが事後報告になるなんてコワい話だなあと思いましたが、意外と都合が良い社会を期待できそうで一安心。赤信号も事後報告の世間も、みんなで渡ればコワくないってこと?

今週のお題「ちょっとコワい話」