なんななナンセンス

益体もないナンセンスなことを、ある程度は掘り下げて考えた

毎日みんなが使っている仮病はデータベース化すべき

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両親の急病、訃報はリアリティがポイント

急に母が危篤になりまして…

実家住まいでご家族が健在なら仮病として活用できます。 昔から何度もお父さんお母さんを病院送りにしてきた仮病プロの方も多いのでは。

それは大変だな、私からも安否を気遣う電話を入れておこう。君は直ちにお母さんのいる病院まで向かって付き添ってやりなさい。病院名と電話番号を教えてくれたまえ。往復の交通費はこちらで負担するから、領収書を切っておくように。会社名でフルーツの盛り合わせを差し入れたい。病室は何番かね。

両親が遠く故郷に離れていて、ある朝に突然不幸なお知らせがどこからともなく降って湧くこともよくあります。この手は一人につき一度しか使えませんから、せいぜい二、三回が限度でしょう。もっとも、その頃には一家全滅していることになりますが。なお転職して会社を変えれば全員、生き返る模様。めでましめでたし。

お母様がご不幸に? それは大変だ、会社など気にせず、すぐ帰省の準備に取りかかりなさい。社長の名前で弔電と香典を送らせてもらう。戻ってきたら香典返しを持参しなさい。忘れたとは言わせないからよろしく。できればこのタッパーに通夜振舞いも詰めてきてくれ。そういえば、つい先日はお父様がお亡くなりになられていたな。今回は誰が喪主をなさるんだね。何、弟さん? 君の履歴書の家族構成には載ってないが…まだ若いのに立派なことだな。ぜひわが社に迎えるべく面接したい。今度、来社させてくれ。よろしく頼むよ。

家族を仮病に使う順番も重要だと分かります。今後さらに多くの家族パターンと成否が集合知によってデータベース化されれば、次に誰を不幸にしたらよいか自動的に導き出されるでしょう。

風邪のハードルが上昇

急に風邪をひきまして、と一本電話するだけで欠勤が成功した割合は年々低下しています。

後日、診断書を提出する義務が課せられるのは当たり前。報告する体温別に集計された仮病成功率は39℃台で80%を越えるのに対し38℃台では50%を割り込みました。37℃台となると10%以下となり、ほぼ仮病が失敗します。市販の風邪薬飲んで出てこさせられ、二回目以降の仮病成功率はガクッと下がります。もう嘘でもいいから38℃以上と言っとけというレベル。

せき、くしゃみ、鼻水などの感冒症状に対しても許容範囲が広がる傾向にあります。周囲の人間がマスクや手洗い等で水際対策すれば済む話ですから。インフルエンザの場合、発熱が急激に39℃前後へ上がりますから80%の成功率でクリアできますが、そうでない場合でも感染予防対策が万全な企業ほど仮病のハードルは高くなります。

これらのデータから読み取れることは、うまいことズル休みしまくるつもりなら、その辺ルーズな所を選べってことですね。

最近の流行は「急に炎上したので」

生まれ持ったセンスかと思わせるほど火に油を注ぐのが上手い人がいます。

消化のための記者会見でさらに延焼させたり。ブログやツイッターで新たな薪をくべたり。

あれですか、火を絶やしたら死ぬんですか。寝ずの番でもしてるんですか。

しかも最初に火を着けたのも大体ご自分です。誰も頼んでないのに勝手にやったアイスバケツチャレンジで風邪を引くような情けなさ。

朝、目が覚めて習慣的にソーシャル界隈を覗いたら自分のアカウントに対して大量のヘイトが呟かれていた。

これは大至急、火消しに回らなくては。のほほんと会社に行こうとしてる場合じゃありません。とっくに出勤時間は過ぎています。早く上司に電話して炎上を理由に欠勤するテストをしましょう。

血相を変えたような声をして何だね。なに、炎上? 大丈夫なのか君の体は。有害な煙とか吸ってないか。一体どこから出火したというのかね。パソコンの中の話だって? ああ、最近多いからな、バッテリーの所が突然爆発する意外な事故が。まったく、だからあの国の製品は止めておけとあれほど。ほら、今から早く出社して社内に君と同じパソコンがないか確かめてくれ。違う? ネットが炎上しただと? さっきから何を言っとるんだ。ネットとパソコンは同じものだろう。

ネットとパソコンの違いが分からない人には(炎上して休みますと嘘をつくことは)難しい。