なんななナンセンス

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けもフレ第7話で判明した7つの真実。図書館で博士のセリフからかばんの正体が…


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けものフレンズ第7話「じゃぱりとしょかん」。アフリカオオコノハズクの博士、助手のワシミミズクによる協力で一気に核心へと迫りました。

はかせ達のセリフから明かされた事実の中から7つ挙げてみました。ジャパリパーク及びかばんちゃんの正体を紐解いてみましょう。

真実1. 「(クイズの森から)ここに来たのは初めて」

どうやら動物クイズの迷路をクリアしたのはかばんちゃん一行が初めてのようです。つまりヒトレベルの思考能力を持ったフレンズは、今のところかばんちゃんしかいないということになります…少なくとも、この辺り一帯では。

真実2. 「じゃぱりまんの原料を作る畑があるのですよ」

たびたび登場していた主食「じゃぱりまん」。その原料は畑で栽培されていました。今回の料理イベントで使用した食材は畑からちょいちょいっと拝借して来たそうです。

真っ先に浮かぶ疑問が、その畑は誰が管理しているかということ。人間が農業するみたいにフレンズたちが手に手に鍬を持って耕しているんでしょうか。ジャパリパークのフレンズ全員を養うほど大規模な畑である必要もあります。

草食動物用のジャパリまんは良いとして、肉食獣フレンズに必要な動物性タンパク質は充足しているのか。キレイに包装されていたので、加工工場があるはず。電気があるので畑と共に全自動化されているかもしれません。

真実3. 「ラッキービーストらによって、たまに手入れされている」

博士は「ら」と言いました。複数形ですね。つまりラッキービーストは何体も存在する量産型だという事実。広大なパークを案内するガイドロボットに相当する役割なので、一匹では不足だと理解できます。「ボス」という呼び方はサーバル周辺で付けられたあだ名のようなものだったみたいです。

ただし、まだ油断はできません。1体のラッキービーストと他の動物や作業用ロボットなどが複数いても「ラッキービーストら」と呼べなくもない。実際にボス以外のラッキービーストが登場するまでは「ほぼ確定」扱いが良いかも。

ラッキービーストに「手」はありません。あるのは二本の耳と一本の尻尾と二本の足だけ。可能性として考えられるのは、バスを電磁波で動かすように機械を遠隔操作して炊事場をメンテナンス、合体ロボットのようにアタッチメントの腕を取り付けるなど。手入れの作業風景が気になります。他のジャパリパーク施設が妙に小綺麗だったのも、各ちほーのラッキービーストたちが黙々とお手入れしていたからでは?

真実4. 「あなたは…ヒトです!」

ついに確定情報きました。かばんちゃん=ヒト。旅の道中で断片的に醸されてきた噂だからか、身も蓋もないからか、どうも本人は実感に乏しいようです。サーバルちゃんの反応の軽さに、なんだか安心しますね。まあ、ここまでは想定の範囲内でした。

真実5. 「ヒトはもう、絶滅したのです」

次いで明かされる真実。ヒトは絶滅していた。全国のけものフレンズ考察班が今まで喧々諤々と予想してきたテーマですが、こうハッキリと突き付けられると戸惑いますね。全世界から人類滅亡したのか、ジャパリパーク限定かは定かじゃないようです。

ある日を境にいなくなったのです」とも言っていました。「ある日、突然」という意味が感じられます。また「死んだ」ではなく「いなくなった」。この言い方ですと、ヒトの姿が忽然と消えたのを絶滅したと勘違いしている可能性が残されます。

また、なぜ「かばんちゃんだけが生き残ったのか」という疑問が依然として謎のまま。そもそも「かばん=ヒト」と「ヒト=絶滅」では矛盾してしまいます。両方を満たす解釈はあるのでしょうか。彼女は本当にヒトなのか、あるいはヒトは本当に絶滅したのか…

この時のかばんちゃん、ショックを受けていますが、よく見ると目のハイライトが消えかかっていきます。けもフレでは目にハイライトが無いフレンズは絶滅種という裏設定がありますので、ヒトが絶滅したならかばんちゃんの目からも輝きが失われるのは自然な流れ。しかしここでサーバルちゃん持ち味のポジティブなキラーパス。功を奏して雰囲気が明るくなり、かばんちゃんは闇落ちを免れました。

真実6. 「寿命を縮めるのです」

寿命の概念が公式に認められました。いつかはフレンズも死ぬのです。しかし年齢や老化、病気の概念は登場していません。フレンズはいつまでも全員ピチピチの美少女です。数十年間は同じ若い姿のまま生き続けて、ある日突然ばたっと寿命が来て死ぬのでしょうか。ただその場合、死体はどうなるのでしょう。自然界なら他の生物や微生物に捕食されて血肉や土に還ります。ジャパリパークでは狩りの必要がないから「狩りごっこ」をしていたわけですから、違和感を禁じえません。

真実7. 「ヒトの近くにはセルリアンがよくいた」

他のヒトを探す旅に出発しようとするかばんちゃん達に向けられた、ヒトの手がかり。つまりセルリアンを探してゆけば、ヒトも近くに見つかるかもしれない、と。これは昔にヒトが沢山いた絶滅前の頃の話なので矛盾しません。ヒトとセルリアンが戦っていたから結果的に一緒に居たのか、共存あるいは主従関係だからかまでは語られていません。結局、セルリアンとは何なのかについては、図書館でも不明のままで終わりました。

以上、第7話の博士コメントから7つの真実を抜粋しました。他にも考察ポイントが隠されていると思います。来週の第8話は「ぺぱぷらいぶ」。アイドルライブ回ですね。サーバルちゃんも知っていた有名なペンギンのフレンズグループということで、賑やかな放送回になりそう。人類史としては、音楽、ダンス、芸術…ルネサンス

番外その1. 「ラクダさんて、コブがあるの?」

個人的に意外だったのが、ヒト代表のかばんちゃんがラクダを知らなかった事実。コブの中身どころか、コブ自体の有無が分からなかったようです。ラクダを見た記憶がないか、記憶喪失時にラクダの情報も失われたのでしょうか。過去に出会ったフレンズについても明言していないだけで、元ネタの動物を知らないまま一緒に居たかもしれません。

番外その2. 「埋設」

これも余談ですが、第7話Cパートでアライさんたちがするおしゃべりタイムでも不穏なキーワードが。「帽子」「大切なもの」そして「埋設」。埋設…? それを発掘するために、かばんちゃんが必要という文脈。いつもながら、アライさんは最後に爆弾を落としていきますね。

ところで、アフリカオオコノハズクの電話インタビューを受けていた「いけふくろうかふぇ」の「なかじまおねえさん」の声は絶対に可愛いし、店舗で会えるフクロウの名前が某巨人アニメや某ハンター漫画に由来しているのも注目ポイントですね。

 

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