なんななナンセンス

益体もないナンセンスなことを、ある程度は掘り下げて考えた

恋人とケンカした原因と責任を17方向から考察してみた



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さて、恋人と喧嘩しちゃいました。

私のことじゃありませんよ。一般的なカップルがケンカしたとしたら、のお話。

争いは、同じレベルの者同士でしか発生しないそうです。真偽のほどはわかりませんが、そういうケースもあるでしょうね。

地球上の全ての人間が正しい行いをしていても、争いは起こります。誰一人として悪くなくても、誰かが悪者にされてしまいます。

残念ながら、この世界はそんな風に出来ている。だから堂々と誰か他人のせいにしても構わない、と考える人もまた、残念です。

みんな簡単に政治のせいとかにしやがって。そんなに政治を悪者にしたいなら南米かアフリカの無政府状態な修羅の国へ行ってヒャッハーって叫んでなさい。

誰も悪くない、と答えが出てるのですからわざわざ個別に考察するのはナンセンスですが、それを言っちゃあ男女のケンカなんて犬も食わない。

もし本当に誰のせいでもないなら、個別具体的に確かめてみればいいんです。勃発した痴話喧嘩の責任の所在を。

男と女がみっともなく繰り広げるガチマッチの行方やいかに。

1.自分のせいじゃない

そう、自分は全然悪くない。

自分の中では常に正しいし、間違っていたらすぐ分かるし、矛盾もない。だから少なくとも悪いことはしていません。

むやみに自分を責めないでください。いつだって世界で一番信じられるのは自分自身です。

と、もし自分のせいだったらここで話は終わってしまって困るので、それっぽい理屈で無理矢理にでも自分のせいにしないよう頑張ってみました。

2.相手のせいじゃない

自分が悪くないとしたら、あと残るは相手が悪いという可能性ですが、最初に申し上げた通りどちらとも悪くなくても争いや間違いは起こるし、良くない結果も生まれます。

そういうものなのです。宇宙の法則だと思って頂いて差し支えありません。

だから悪者ありきという前提で、消去法により犯人を相手と断定するのは誤り。そんなやり方を続けたら誤認逮捕のオンパレードで世の中は冤罪で溢れかえるでしょう。

相手だって自分と同じように、正しくあろうとしているに過ぎません。

だから相手に責任はありませんし、相手のせいにしたら解決するという思考回路もテストで採点されたら真っ赤な0点をもらう位に大間違い。

3.感情のせいじゃない

誰にも備わっている感情は、必要だから存在しているわけです。

だから一時の感情に流されても、それは流されなければいけないシーンだった。感情に逆らったら、生存本能に逆らうということ。

つまり感情に流されるな、という責任転嫁は、死ねって言ってることと同じです。

どんな感情も悪くない。心から安心して激情に従いましょう。

4.理性のせいじゃない

居ますよね、屁理屈とか一般常識を並べて言い訳したり自分を正当化する人。

言い方一つでコロッと機嫌が良くなったり悪くなったりするいい加減な感情に流されず、確かなロジックに基いて理性を失わないその心強さ、立派だと思います。

理性はロボットっぽくて人間らしく無い、感情こそが人間らしさだ、とか間違った例えで理性をディスる人の多いこと。

感情なんぞ全ての動物が持っています。本能の延長に過ぎず、感情表現が豊かか乏しいか、その境界さえ曖昧でいい加減な仕組みです。

人間らしさと感情には何の関係もありません。せいぜい人間が動物の一種であるという証明ができる程度の価値です。

理性を持っている生物は人間だけ。この事実は揺るぎません。

人間をやめろ、と理性のせいだ、は同じだという自覚をくれぐれもお忘れなく。

感情は理性が見守ってなければ下品に垂れ流しになるものなのです。

5.間男や泥棒猫のせいじゃない

ふたりとも悪くないなら、横からちょっかい出してきた間男や泥棒猫のせいなのでしょうか。

どこからどう見ても浮気相手、不倫相手にも非があるように見えますよね。

恋愛は災害と同じです。

道端を歩いていて、たまたま昔の同級生や同僚や友達と再会したら、はい恋愛スタートです。ね、簡単でしょ?

空から雷に打たれるような確率ですが、雷の責任にしたって何も変わらないと思いますよ。

たとえどちらかが既婚者であっても、久々に会えたしちょっとお茶でも・・・の流れから気が付いたら一緒に朝を迎えてた可能性はゼロではありません。

こんなの、防ぎようがありませんって。

6.お金のせいじゃない

金の切れ目は縁の切れ目。そして縁が切れる時に争いが起こるのは世の常です。

じゃあお金のせいでケンカしたんでしょうか。金持ち喧嘩せず、と諺でも言いますしね。

いや、そのりくつはおかしい。全ての貧乏カップルが毎日喧嘩してなどいません。

むしろささやかな喜びを共有して幸せそうにしてるじゃありませんか。

一方で金持ち芸能人バカップル同士で巨額の離婚慰謝料を巡って訴訟合戦を繰り広げる光景はニュースサイトで日常茶飯事。

金持ち喧嘩せず、なんて嘘ぴょんです。

実際は女が笑顔で殴りあったり、政治家が拳銃を突きつけあいながら握手したりするように、札束で往復ビンタの応酬が行われます。

お金の有無と争いは関係ありません。

7.顔のせいじゃない

※ただしイケメンに限る、そんな不条理な人間世界です。世の中ね、顔かお金かなのよ(回文)。

同じことしてもイケメンや可愛い女の子なら許されて、我々のような普通以下の顔面スペックがやると最悪通報されて逮捕です。

だからほら、留置場や刑務所にはブサイクな顔の受刑者ばっかり・・・というわけでは、ないようですね。

イケメンの結婚詐欺師も美魔女の離婚詐欺師も腐るほどいます。

むしろフツメン以下の人のほうが過度に自分を評価しない分だけ傲慢に陥らず、争いが回避される傾向にある、といいなあ。

8.タイミングのせいじゃない

そう、タイミング重要。

結婚とか完全にタイミングですよね。

パーフェクトな告白もプロポーズもプレゼントも、1分1秒の誤差でほんの少しタイミングがズレようものなら確実に失敗します。

心臓から喉元まで出かけたOKの返事も、踵を返して胃を目指し小一時間で消化されアミノ酸として直ちに吸収されるでしょう。

ラブラブな恋仲も一気に悪くなり、どうしてもっと早くプロポーズしてくれなかったのとか、エンゲージリングがサイズ合わなくて痛いんだけどとか、足が臭いんだけど、とかそれ今言う? ってことまで噴出して喧嘩へと突入します。

結婚という夢へ向かって共に二人仲良く歩んで行こうというハンコで押されたようなスローガンは時空の彼方へ消え去りました。

時間は夢を裏切らないんじゃなかったでしょうか。

ちょっとタイミングがズレただけで争いへ発展する程度の仲なら、原因は他にありそうですね。

9.性格の不一致のせいじゃない

よく聞きますよね、性格が合わないからダメだ、みたいな。

恋愛を何も分かっていない恋愛素人の言い訳ランキング堂々の約1位です。

性格ねぇ。これまた曖昧な言い訳ですこと。

ケンカですから、どこか態度や言い方が気に入らなかったりイラッとする口癖を連発されたりと、あまり深い理由はないことが少なくありません。

しかも何十年も生きてきて形成された性格ですから、一朝一夕に変更できません。

罪を憎んで人を憎まず、は例外が多すぎ解釈次第で全員無罪になるため真に受けてはいけないほうがよいでしょう。

マジで性格が合わないのか、性格を合わせる気がないのか、性格を合わせようとしたけど上手くいかなかったのか、実は性格合ってるんだけど合わないほうが都合が良いから敢えて合わせていなかったのか、相手がドMだから仕方なくドSを演じてたからか。

数々の諸事情、分かりますとも。

分かるだけですけど。

10.身体の相性のせいじゃない

性格じゃないなら、やっぱり身体のせいかな?

責任取ってよねっ と責任を押し付けられるのは大抵が肉体関係の直後であり、これを拒否するとケンカになり訴訟へと発展します。

またお互いの体のスペック、テクニック、スタミナ等への不満が溜まると健全な性生活に綻びが生まれてきます。

そして現実の3次元に興奮を覚えなくなり、気がつけばパソコンの中のエロゲーに没頭するように。

ところがパソコンのスペックも足りておらず、肝心の3Dアニメーションパートが処理落ちしてカックカクに再生され、余計に欲求不満が募ります。

相性が理想と多少違ってもリアルの身体のほうが色々捗るという結論に落ち着き、身体のせいにしたところで逃げ場がないことを思い知らされてこの話は平凡に終了です。

11.雰囲気のせいじゃない

雰囲気って、具体的にいうと何を指すのでしょう。

場の空気のことですかね。つまり、窒素と酸素と二酸化炭素。ケンカの原因を元素に求めちゃったよ・・・

もし雰囲気のせいにして裁くなら、やはりここは分かりやすく死刑でしょうね。

すなわち存在の消滅。雰囲気という名の窒素と酸素と二酸化炭素を地球上から全部消しましょう。

さあ、これでケンカの元凶である雰囲気は消え去り、地球上から喧嘩も戦争も無くなりました。

ついでに人類を含み嫌気性生物を除く全生物も息絶えるので、争いを引き起こす生命体もほぼ絶滅しますね。より平和に近づいたようです。

雰囲気のせいにする人もいなくなったし、めでたしめでたし。

12.占いのせいじゃない

テレビを観れば変な色のアクセサリーを薦められ、自分の星を見れば、あなたケンカするわよ! と嬉しくない未来予知をぶつけられます。

しかも占いは基本的に解釈も行動も自己責任。

当たると有名な占い師から今年は運命の人に出会うと言われても、部屋から一歩も出ずに引きこもりニートしてたらさすがに厳しい。

アニメの世界なら朝ベッドで目覚めたら隣に謎のロリ妹キャラがすやすや寝てたり窓からピンク髪の魔法少女が迷い込んで来てラブラブ運命共同生活が期待できます。

占いはどんどんやりましょう。結果がハズレて恋人とケンカになっても、そのあと交差点でパンを咥えた運命の幼馴染みとぶつかればよいだけの話です。

13.宗教のせいじゃない

宗教上の理由により肉や輸血や鳥居をお断わりされることは間々あります。しょうがありませんね。悩んでも仕方ない話です。

やれやれ、信仰と愛情の強さを秤に掛けることのなんと愚かな所業か。

こと恋愛に関して宗教はむしろ助けになって然るべきなのですけどね。

お互いが信ずる宗教観のズレから、或いは解釈の違いによってケンカして望まない結末へ至ったとしても、冷静に考えるとそれが良い選択だったのかもしれませんよ。

負の連鎖から救われるケンカだったのなら、宗教は悪者なはずがありません。

という無難なまとめ方で宜しかったでしょうか。

14.親のせいじゃない

せっかく御両人が円満なのに、上とか横から余計な口出し手出ししてくる空気の読めない親の多いこと多いこと。

仕事収入や社会的地位など相手のステータスから、家や土地柄など今どき多くの人にはどうでも良いようなまで、大体古い考え方が色々な足を引っ張ります。

で、そんな親の横槍によって微妙な空気になった二人の仲も何かのキッカケで喧嘩へと発展。

その展開自体が親の狙いだったりするので、術中に嵌らないよう気をつけるとよいでしょう。

仲違いを誘発させる、いわゆる分断工作です。中国や北朝鮮が今も日本に仕掛け続けていて有名ですね。

子が親を悪者にしたんじゃない。

子が親を悪者にするよう、親に仕向けられたんだ。

騙されるな、操られているぞ。

15.世間体のせいじゃない

テレビよりネットに夢中で、近所の知らない人よりアカウントのフォロワーとのコミュニケーションのほうが大事なゆとり教育世代や平成生まれがこの先おとうさんおかあさんやおじいちゃんおばあちゃんになっても、世間体とかいう約100年前の言葉を使っちゃうのでしょうか。

古き良きご近所付き合いが破綻し、親戚とも疎遠の一途を辿る地域社会にとって、周りの目を気にする世間体という概念は完全に幻想で架空の存在です。

まあ、あそこの息子さん、40歳にもなってまだ結婚もしてないんですって。何か人格に問題でもあるのかしら。やーねぇ。

いくつになったの? 34? あら、女が一番キレイな時じゃないの。周りにイイ人いないの? 今ならイケるわよ。絶対まだ間に合うから、元気出してね。

やめてください。

16.年齢差のせいじゃない

どれだけ離れた年のコと結ばれるかを競ってる感あります。

ニコニコ超会議で公開結婚式を挙げるカップルの年齢の格差も拡大の一途。

三十後半の中肉中背男性と10代女子の若夫婦。あーくそ羨ましいなぁ、と周りの男からも女からも嫉妬の嵐。

一方で同じような高齢男性と年下女性との結婚であっても、金持ち男と金目当てギャルの組み合わせだと、ああはなりたくないもんだな・・・と反面教師にしたくなります。

年の差が大きくても小さくても、どっちにも運命は転ぶ。分かりやすいナンセンスなファクター。

17.恋愛のせいじゃない

これだけ思いつく限りに原因と責任の所在を探しても見つからないなら、そもそも恋愛それ自体が間違っていたんじゃないかと考えるのが自然です。

なんもかんも恋愛が悪い。確かに誰とも付き合わなければ痴話喧嘩も起こらないわなぁ。

そんなに悪い恋愛を、どうしてみんな求めるのでしょうか。答えは簡単で、心に快楽を及ぼすからです。

お酒もタバコも麻薬もマクドナルドも全部、「快楽を得られる有害な悪者」にされてますよね。恋も同類です。

恋愛とは、有害な嗜好品である。恋ってステキ! と脳内麻薬に酔ってる人は、ほら、居酒屋で生ビールに酔ってるOLや、学校帰りでマックに寄ってるJKと同一人物じゃないですか。

快楽物質に正直な女子連中に、そんなチャチな駄菓子じゃなくて俺様に酔えよ、と男子が不満をぶつける構図こそ恋愛のテンプレートなのです。

そういう意味ではケンカの責任を恋愛のせいにするのって八つ当たりです。恋愛が不都合を誤魔化すためのスケープゴートにされているじゃありませんか。ひどいことするなあ。

恋愛が可哀相。恋に罪はないと思います。

 

あ、分かった。恋は戦争。それなら男と女は、国と国。

やっぱ、なんもかんも政治が悪い。

ヒャッハー。