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なんななナンセンス

益体もないナンセンスなことを、ある程度は掘り下げて考えた

全て虚構で成り立つ『フリをする特区』で開き直った演技を 

拡大中のナンセンス特区

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人生、長く生きていれば何かしらフリをすることの一つや二つ。

特別なことではありませんよね。

本音の赴くままに振舞っては、何かと角が立つ世の中です。

にもかかわらず、素直が一番とか、自分にウソをつかないほうが良いとか。

他人の言葉の勝手なことといったらありません。

OK、わかりました。

表面上を繕う生活が板に付いて久しい皆様。

この特区の中では全部、やったフリで構いません。

逆に、してないフリもまた然りです。

このナンセンスな話もどうぞお気軽に。

読んでいるフリをしていただければと思います。

仕事をしているフリをする

特区では仕事をしているふりが認められています。

上司の眼が届いている間、仕事するポーズをしてるのがバレても人事評価に影響しません。

にも関わらず特区内の経済は停滞するどころか、むしろ活性化しています。

仕事をしているふりをする人と同じかそれ以上に、仕事をしていないふりをする人が多いためです。

本当に有能な人ほど、一見ヒマそうにしているもの。

彼らはメチャクチャ仕事している真の姿を見せません。

でも周囲の凡人以上に結果を出し、給与も高い人たちです。

いかにもバリバリ忙しそうに仕事してるビジネスマンより、よっぽどカッコイイ。

するふりをするのが当たり前の特区だからこそ、しないふりに価値が生まれました。

これぞパラダイムシフト。

聞いたふりをする=聞かなかったことにする

都合の良し悪しや利害関係を考慮した結果、今の話を聞かなかったことにすることがあります。

部下からの内部告発を聞かなかったことにしておきながら、後でちゃっかりペナルティを課すような残念上司もいますね。

誰とはいいませんが。

聞いたふりが当たり前のこの特区では、都合の良し悪しに関係なく普通に行われています。

目標やノルマを達成した報告を受けても、聞かなかったことにして引き続き淡々と業務に戻ります。

パーッと打ち上げに飲みにいく?

何のことでしょう。

お祝いできるような喜ばしい報告は、聞いておりませんが。

一方、お客様からクレームを受けても聞かなかったことにできます。

改善とか謝罪なんてする必要はありません。

特区内の相手もそのあたりは心得ているので、本気で聞いてもらおうとは思っていません。

そもそも怒ったふりをしているだけで、つまり演技です。

すべてがふりっていうのはある意味平和なので、良いことのような気がしてきました。

見て見ぬふりをする

久々に乗った体重計。

過去最高の数字が表示されても、見て見ぬフリして良いんですよ。

なかったことにしましょう。

そんな大きいサイズのコンビニ店員のあなた。

目の前で万引きを目撃してしまいました。

変な防犯マニュアルとか、正義感とか要りません。

知らん振りでOKです。

ただしあくまで「ふり」。

犯罪を「見逃す」わけではありません。

ふりをする特区では現行犯を見て見ぬふりしたあとで、店内外に設置された高解像度の監視カメラ記録を警察に証拠として提出して対応するケースが多くなりました。

これでは抑止力として生ぬるく、治安も悪くなりそうということで、この特区特有の社会問題になっています。

特区民が安心して見て見ぬふりできるよう、犯罪行為を例外とする条例の制定が検討中。

もともと特区内では、万引きしたふりをして実際にはしていないという、万引きのふりをするケースがほとんどです。

それはそれでうざったいので、困るんですけどね。

人のふり見て我がふり直すふりをする

素直すぎるというか、不器用というか。

しているフリが苦手な方は少なくありません。

私も今、こんなテキトーなテーマでテキトーに書いているフリをしていますが正直、意外と難しい。

うっかり皆さんの役に立ってしまっては、いけません。

ナンセンスというコンセプトの名折れになってしまいますので。

このフリをする特区に長らく滞在している人は、年の功、さすがにフリをするのも上手いです。

彼らを見習うふりをします。

でも、本当に自分のフリを直してはダメですよ。

あの人はフリが下手だな、ああはならないように自分はフリをするのが上手くなろう。

と思ったフリをしましょう。

結局いつまでたってもフリをするのが上手くならないとしても。

フリが上達しないフリは、確実に上手くなっているじゃありませんか。

その調子ですよ。

ツンデレのふりをする

おかずを多く作りすぎちゃったから、お弁当を2つに分けただけなのっ

べ、別にあんたのために作ってきたわけじゃないんだからねっ

・・・って言えば、あいつのためにお弁当を作ったの、ごまかせるかな?

べ、別にツンデレのふりしてるのがバレたら困るってわけじゃないんだからねっ

すいません、ちょっとキビしい。

ツンデレって、ツンツンしてるふりをしながら分かりやすくデレデレしたことをする的な意味合いが含まれています。

そもそも最初からフリな上に、デレの部分はガチです。

これではフリをする特区での振る舞いとして中途半端。

本当の意味でのツンデレのフリ、となると。

ツンデレ演技をしたほうが上手くいきそうな相手を篭絡するために、心にも思ってなくてもツンデレのフリをする。

ってことになるんでしょうか。

最近の小悪魔って、こんな感じなのかなあ・・・

恋するふりをする

本気になってはいけません。

あの子の好意的な態度、優しい言葉、押せばいけそうな雰囲気。

すべてフリです。

つまり演技。

あなたのことが好きなふりをしているだけです。

それはあなたも同じ。

この娘、自分のことが好きなのかな、と勘違いしたフリをしましょう。

そして両思いになったふりをするのです。

ふりをする特区内をどこまでいっても、すべては虚構。

この街に真実の恋はあるのでしょうか。

たぶんそのヒントは。

嫌いなフリをしている人にあるかもね。

不倫するふりをする

最近、会社からの帰りが遅いダンナさん。

もしかしたら、不倫をするフリをしているかもしれませんよ。

さあ、証拠を集めましょう。

スマホの着歴、メール、SNSのメッセージ、アフターファイブにどこで何をしていたか。

女との通話やメールが無く、ソーシャルネットワークアプリも使わず、男だけの同僚と飲みにいって風俗にも行っていない証拠を手に入れてください。

全部、不倫をするふりをしている証拠と認められます。

そして舞台は法廷へ。

彼は他の女とラブラブ不倫をしているとシラを切ります。

自分でワイシャツにキスマークをつけるなど、証拠を捏造して対抗してくるでしょう。

DNA鑑定で、キスマークに付着した唾液が彼のものと一致することを証明するのです。

そして夫が不倫をするフリをしていた事実を立証した暁に。

昼も夜も円満な家庭を取り戻しましょう。

イッたふりをする

フリをする特区において、最も深刻な問題はデリケートな分野です。

お役所の言葉にするなら、出生率の極端な低下。

特区設立以来、ここで生まれる赤ちゃんがほとんどいません。

我々の言葉で、より具体的に表現するなら。

女性だけではなく男性も、イッたふりをするということです。

そう、男もですよ。

イッてない。

みんな、アレを出さないんですっ

そりゃあイッてなくても多少は先走るから、可能性はゼロではありません。

でも絶対量が足りなさ過ぎます。

こんなことのために、世の女性はイッたふりの演技力を磨いてきたわけではありません。

種としての生存本能に関わる、死活問題です。

このように。

普段皆さんが何気なくしているフリ。

見えないフリ、聞こえないフリの果てには、人類滅亡が待っています。

イッたふりとか、止めましょう。

特例です。

でもね。

イッてないふりをしてて、実はすでにイッてたっていう男性。

ちょっとそれは、うーん。

どうかと思うよ。