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なんななナンセンス

全く益体もないナンセンスなことを、ある程度は掘り下げて考えたブログ

ソーシャル吊革で安心快適な公共交通機関の旅を

しなくてもいいのにソーシャル化する何か

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そういえば、通勤電車。

揺られたいですか?

私は御免ですね。

会社の近くに引っ越す派です。

職場まで徒歩1分。

お恥ずかしながら、それでも遅刻が絶えません。

こんな近くに住んでても、まだ遅刻するなんてね。

もう働く場所に寝泊りするしかなさそう。

分からなくなっちゃいますね。

なんのために引っ越すのか。

遅刻しないため? 通勤したくないから?

いいえ。どっちも違う。

引越しが好きだから?

い・・・そう、そうです。

引越し大好き人間ですから。

今のところも、そろそろ飽きてきたし。

次はどこに行って、何をしよう。

楽しみだなぁ。

でも、どんな土地に行ったとしても、通勤はおことわりです。

色々、不安ですしね。

そうですねぇ、たとえば。

吊り革がもっと進化したら、考えてやらんこともないですよ。

吊革にログイン

乗車したら、まず吊革にアクセスしましょう。

TwitterまたはFacebookのアカウントが必要です。

皆さんなら既にお持ちですよね。

各吊革に入力フォームが付いてます。

ご乗車後、つり革にログインしてください。

あなたを含めた乗客の立ち位置情報として認識、共有されて、ソーシャル吊り革のサービスに利用されます。

つり革から手を離すとセキュリティ上、ただちに自動ログアウトします。

その場合は、大変お手数ですが再度ログインの手続きをお願いいたします。

位置情報で痴漢冤罪対策に

突然ですが、不運にも痴漢に間違われてしまったとしましょう。

ソーシャル吊り革にログイン中の皆様、ご安心ください。

あなたの少なくとも片手は、特定の位置にある吊り革を握っていたというアリバイが保証されます。

なぜならソーシャル吊り革はログイン中は必ず吊り革を掴んでいる必要があり、手を離した瞬間、自動的にログアウトされる仕様だからです。

吊り革を利用した時間帯もサーバに記録されていますので、後ほど駅員さん立会いのもと、照合することができます。

被害者の位置とあなたとの距離、および当該時刻におけるあなたの両手の具体的な位置情報がすべて客観的に明らかになります。

と同時に、真犯人の絞込みにも有効です。

あとはもう一方の手にカバン等を持っていれば、両手とも使用中であることになり、あなたは犯行不可能であることが証明されました。

ソーシャル吊り革は、あなたに無罪を届けます。

あなたが本当に無罪である場合に限っては、ですが。

電車が抱えるいくつかの問題を、吊革がソーシャル化することによって解決できます。

デバイスが吊革でさえあれば、電車以外に地下鉄、バスや飛行機、豪華客船でさえも。

お客様の中にお医者様がいたら、バイヴレーションでお知らせ

電車内は閉鎖空間です。

とっさの出来事が起きたら、同乗者だけで協力して事態に対応する必要に迫られます。

急病人が出たら医者が必要です。

妊婦さんが産気づいたら助産師が。

ハイジャックならぬトレインジャック犯が現れたら元米海軍特殊部隊の調理師が。

夜行列車密室殺人事件が起きたら、頭脳が大人で身体は子供のような子供が必要です。

すべて全員、ソーシャル吊り革が手配いたします。

車内にログイン中のお客様データベースの中から、要求される人材を速やかに検索します。

ヒットした吊り革に内蔵されたバイブを振動させて、非常事態であることをお知らせします。

「お客様の中にお医者様はいらっしゃいませんか?」機能をシステム的に実現しました。

このサービスを御利用になるためには、ソーシャル吊革保守業者と鉄道会社との間で高額な法人契約が必要となります。

あんまり期待しないでください。

ここにいるね!ボタン

ソーシャルといえば、とりあえずなんかボタンつけとけって感じですよね。

このビックウェーブに、ソーシャル吊り革も乗るしかありません。

吊り革を掴んだとき、親指にあたる部分にポチッとしたボタンを搭載。

SNSに居場所をポストする「ここにいるね!」ボタンです。

はてなココ、フォースクエアなど世界最大手の位置情報共有サイトと連携。

世界の中心でここにいるよと叫ぶ代わりにボタンを押してください。

フレンドが同乗してたらツイッターでお知らせ

友人が、実は同じ車両の離れた場所に乗っていたとき。

降りた駅のプラットホームで鉢合わせて、「あ、同じのに乗ってたんだ?」。

あるあるですね。

もっと早く気付いていれば、移動中を退屈しないで楽しく過ごせたのに。

ソーシャル吊革におまかせください。

フェイスブックの友達一覧取得APIを利用します。

同じ列車に乗っているあなたの友達が見つかると、ソーシャル吊り革の紐のLEDライトが同じ色で光ります。

自分の吊り革が青色に光ったら、ほかにも同じ青色に光る吊り革があるはずですので、車内を見回してみてください。

その下にはきっと、ある程度、そこそこ、まあどちらかというと会いたかった若干疎遠なご友人が立っていることでしょう。

そう、立って。

どちらかが座席に座っていては、友達は見つかりません。

吊り革に掴まれませんからね。

空いた席はお年寄りと子供とおねーさんにお譲りして、若い者は立ちましょう。

足腰が鍛えられます。

利用者の健康まで考えてあるなんて、さすがです、ソーシャル吊り革。

あ、立って使うなんて、別に普通の吊り革でも同じですね。

ほめて損しました。