なんななナンセンス

益体もないナンセンスなことを、ある程度は掘り下げて考えた

終電を逃しても慌てるな! 夜の街を朝まで生き抜く方法7つ


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終電を逃した。歩いて帰れる距離じゃない。災害であってもなくても、終電逃したら帰宅難民なのは同じだ。できるだけお金をかけず、ホテル宿泊以外でなんとかしなくては。下に行くほど格安になるが、危険も増える、かもしれない。

1.漫画喫茶で夜を明かす

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ホテルやサウナ以外なら、今のところ漫画喫茶が一番安く、安心、快適。飲み物はフリードリンクだし、お店によっては無料で軽食を頂けるフリーフードもある。

終電を逃す真夜中ならナイトパックで最安価格な時間帯だ。しかし安いといっても千円から2千円はかかってしまう。

2.24時間営業の飲食店で夜を明かす

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マック、吉野家、ファミレス、居酒屋、バー。店内にイートインが併設されていればコンビニも選択肢に入る。給湯ポットと電子レンジもあるから、暖かい食べ物にもありつける。

終電後は寒い夜空の下に投げ出されるから辛いわけだが、朝までやってくれる24時間営業の飲食店があれば救われる。

3.駅前のベンチとかで夜を明かす

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駅は夜も多くの人がたむろする賑やかなエリアだ。孤独を紛らわせるし、万一の時に助けを呼べるから安心でもある。終電後の駅構内は閉鎖されて入れなくなるが、周辺には同じく終電を逃したと思しき人たちがウロウロしている。そういう帰宅難民をターゲットにするタクシーの車列もある。

中規模以上の街なら必ずといっていいほど駅前に交番がある。駅前のベンチで長時間寝ていると職務質問の対象となるかもしれないが、治安という意味では心強い。もしベンチが無かったら駅ビル壁沿いの床に寝ることになるだろう。店舗のシャッター直下は店内の空調で暖められていた空気がほんのりと漏れてきて、壁際より幾分か暖を取れるからオススメだ。

4.野宿する

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都市で野宿は非常に辛いが、ジャングルの中で野宿するよりは簡単だ。どこをキャンプ地とするかの方向性としては二つに分かれる。人が多い所か、まったく居ない所かだ。人通りの多い道路に面した場所で寝ると変な人にイタズラされたり職務質問される機会が増えるが、命に関わる事態になった時に通行人に見つけてもらいやすく安全だともいえる。

一方、細い路地裏の奥や暗い公園の茂みの中などは確かに誰にも見つかりにくく睡眠を貪れるが、それは裏を返せば良からぬ事件に発展しても発覚しづらいわけであり、何かあった時にヤバい。どちらの都市型野宿でいくかは季節や治安、性格によるだろう。不安な夜を過ごすことには変わらない。

5.夜の街を徘徊する

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とにかく明朝まで生き抜き、その後の昼間を考えないなら徹夜もやむなし。寒い外に動かずじっと蹲ってたら体温は下がり風邪をひく。ゆっくりとでいいから、歩こう。よく言えば夜の街を散歩であるし、悪く言えば徘徊だが、贅沢はいっていられない。立ち止まれば死ぬ。明日のことは明日まで生き延びて、昼寝でもしながら考えたら良い。

暖かい昼間に寝て寒い夜を徘徊してやり過ごす、という生活サイクルは、ねぐらを持たない世界中の住所不定無職の人達が実践している。真昼に公園のベンチで寝ている人を見かけても、特段の用事がないならそっとしておこう。

6.逆ナンする

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難易度が一気に跳ね上がったかもしれない。宿がないなら見知らぬ誰かと一緒に泊まったら良いじゃない。寒いし、せっかくだからついでに暖め合おう。終電を逃して棒立ちしている男性は周りにゴロゴロいる。できるだけ普通のサラリーマン風で気が合いそうな男を物色。今夜泊まるところがないのですが、と上目遣いでナンパすれば、7割の男が怪しみ、2割の男が誘いに乗り、1割の男が最寄りのビジネスホテルまでの道のりを親切に案内してくれるだろう。

男はどうするかって? 男も男をナンパすれば良い。ジェンダーフリーな今時、珍しくもない。新しい経験こそ人生に深みを与える。しかしリスクも大きいから墓穴を掘られることもある。どんな初体験もここ一番で自由自在に受け入れられるよう、日頃から柔軟体操と力の抜き方をコントロールできるようにしておくこと。

7.突撃隣の晩ごはんする

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24時間営業のドンキホーテ等に行き、大急ぎで最も大きいしゃもじを購入しよう。一緒に買った黒マッキーで「突撃! 隣の晩ごはん」とかそれっぽい番組名を拙い字で書く。今はiphoneでリアリティー番組を収録することもあるから、それでカメラ代わりになる。

中年以降のなら知らない人はいないし、若い人であればユーチューバーがまた変な企画を撮影している位に思ってくれる。せっかくだし、撮れ高が足りたら本当にユーチューブデビューしてしまえば良い。そして多額の広告収入で終電後のタクシー帰宅も痛くなくなっても、味を占めて隣の晩ごはんに突撃し続けて欲しい。

以上7つの生存戦略を駆使して、終電を逃した長い夜を一つまた一つと乗り越えて行こう。