なんななナンセンス

益体もないナンセンスなことを、ある程度は掘り下げて考えた

【下見部】札幌駅前ビアガーデンを下見してみた

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この時期、サツエキでやってるビアガーデンにふらっと下見に入ってみました。もちろん誰かと来る予定はありません。きちんとしたタイトルは銀座ライオン札幌駅南口ビアフェスタとか。ライジングサンロックフェス推しのビアガーデンです。

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サッポロクラシックをジョッキで頼みたかったけど大ジョッキは1リットルもあって、いやまあ飲めなくはないけど、ダイエットしてるので中カップにしました。お料理もダイエットしてるので頼みませんでした。下見的に情報不足なんじゃないか、と思うかもしれませんが、周りのテーブルに運ばれて来る食べ物をチラ見して心は満足したので大丈夫。

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なお、人生初の一人ビアガーデンです。生ビール1杯飲んで帰ります。下見なので楽しむ必要はありませんが、楽しいか楽しくないかでいったら楽しい方に感じますね。ビアガらしく周りにはウェーイが多いので、そういう雰囲気ニガテなら来ないか、遠く離れた端っこの方に座りましょう。

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せっかくの下見ですから、想定されるケーススタディを色々と考えてみます。

飲み会の一次会に

まあこれは予定されていても、成り行きや勢いでもありがち。札幌駅前を通りかかって他に希望する飲み屋が無ければこの季節、期間限定のビアガに決まり。でもなー、なんかありがちというか無難というか、そんな普通感は否めない。飲めればどこでもいいと思っているメンバー中心なら問題なし。何リットルも入った巨大ビールサーバーを頼んでみんなで空ければいいと思います。一次会だからこそ飛ばしていきましょう。

別れ話を切り出す舞台に

マンネリが続いた関係の清算、DVに耐え切れなくなった暁の安全な舞台、何股かカウントするのも面倒くさい恋人への三行半劇場。周囲に軽いノリの人が沢山いて多少のトラブルなら喧噪に埋もれそうなビアガーデンは、犬も食わない別れ話のような腐りかけた木の葉を隠すのにうってつけの森です。しかし別れ話のダメージをそうやって緩和しようとする誤魔化しはロックではないし、迷惑行為スレスレ。ご利用は計画的に。

電車待合の時間つぶしに

なにせ札幌駅前のビアガーデンですから。電車が発車するまでの間、ここで暇をつぶしてくださいといわんばかりの好立地。生ビールの大ジョッキを外で飲んで過ごす時間つぶしなんて、なかなか贅沢じゃないですか。まあ大ジョッキは1リットルもあるので、軽く一杯、と手を出せるかどうかは各自の肝臓キャパシティに委ねられていますが。

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そろそろ混んできたので下見終了。やっぱ生ビール美味しいね。

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チャーリーブラウンの名言7選+α 【ピーナッツ・スヌーピー】

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世界一有名かもしれない犬キャラ、スヌーピー。彼の出る作品名はスヌーピーではなく「ピーナッツ」であり、主人公はスヌーピーではなく飼い主の少年「チャーリー・ブラウン」です。そのチャーリーは子供ながらに豊かな経験に裏打ちされた名言の数々を残しています。人生のベテランにして推定小学生のチャーリー、いえ、チャーリーさんから得られる至言に耳を傾けてみましょう。

1.「知らない間に人は老いて何も達成せずに終わる」

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さっそく、あたかも人生の終わりまで知り尽くしているかのようなチャーリーさんの名言。結果論とはいえ、何も達成せずに終わる生き方をどう受け止めるかによります。知らない間に、というのがまた怖いですね。

2.「気持ちは分かるよ。でも君だけじゃない。みんな結婚する時は不安になるんだ。もう泣くなって。行こう。結婚してよかったってきっと思うから」

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小学校男子(推定)の言葉とは思えませんね。結婚適齢期までまだ10年以上も先なのに、なぜ結婚の心理を知っているんでしょうか。しかも過去形です。包容力と安心感。マリッジブルーで不安な時期にこうケアされたら、男でも惚れてまうやろ。

3.「自分以外の人間になりたいと願いながら、人生を送るのは耐え難い」

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チャーリーさんはチャーリーさん以外の何者でもない。しかし人によっては特に若い頃ほど、憧れや目標にする他人と瓜二つの同じ人間になろうと願ってしまいます。いつしかそれは本来の自分を見失う生き方だと気付くわけで。かつてチャーリーさんも通った道だったのかも。

4.「人生という本には、後ろのほうに答えが書いてあるわけじゃない」

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深いですね。後ろ、というのはおそらく人生の後半。お年寄り世代か、もしかすると最期の1ページを指しているかも。しかし、答えがそんな後ろではなく、本の途中のどこか、人によっては最初の1枚目か、イケメンなら2枚目に書かれているかもしれないのです。

5.「正しい答えが人生のすべてじゃないでしょう?」

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人生には答えがあるともいえるし、ないともいえる。その答えが正しいかもしれないが、間違った答えもまた人生の大切な一部分であると。時には正しい答えのほうが間違っている状況もありえるのが人生。たくさんの間違った答えを経験してきたチャーリーさんの言葉はタメになります。

6.「この手はいつか偉大なことを成し遂げるかもしれない。 この手はいつか驚くべき仕事をするかもしれない。 橋を架けたり、病人を治したり、ホームランを打ったり、魂を揺さぶるような小説を書いたりするんだ。 この手はいつか運命を変えるかもしれないんだ」

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かっこいい。チャーリーさんの見据える未来はいつだって輝いています。可能性を信じましょう。この手は魂を揺さぶるようなブログを書いたりするんだ。

7.「読書っていうのは冒険の一種なんだ。(本を)読むのは新しい場所への旅だ」

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「ブログっていうのは冒険の一種なんだ。(ブログを)読むのは新しい場所への旅だ」と置き換えてはチャーリーさん、いえ原作者のチャールズ・M・シュルツさんにきっと失礼でしょうか。多くの本を読めば読むほど

+α「〇〇は死んだんだ。いくら呼んでも帰っては来ないんだ。もうあの時間は終わって、君も人生と向き合う時なんだ」

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まるでチャーリーさんが残しても違和感ない名言に聞こえますが、いつからかネットの海で発生した二次創作セリフです。〇〇には「キルミーベイベー」「ゆゆ式」「ごちうさ」「きんモザ」など放映終了した時点で来期の見込みもなく大量の難民発生が危惧される日常アニメのタイトルが入ります。また「ファイナルファンタジーは死んだんだ」などのようにゲームの続編が出たにもかかわらず、その出来がファンを失望させた時の皮肉を込めた怨嗟の声にも使います。

他にも、チャーリーさんの名言は7選に到底おさまらないほど沢山あります。まだ推定小学生ですが一体どれほど壮絶な半生を送ったのでしょう。どこに出しても恥ずかしくない聖人君子に豹変したい凡人は、ぜひ原作「ピーナッツ」を全て読了しましょう。

「下見部」発足の準備を開始しました

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このほど、あらかじめ下見に行くことを目的とする部活「下見部(シタミブ)」発足のための準備を始めました。

下見というと、近日中に来たる本番に備えて、というニュアンスを感じますが、必ずしもそうではありません。たとえ未来永劫、本番が来なくとも下見に全力を尽くす部活です。

下見部は下見をする、ただそれだけ

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下見部では、様々なお店を下見します。居酒屋やバー、キャバクラやソープランド、ホテルや旅館、スポーツ施設にアミューズメント施設、観光スポットと心霊スポットなど、合法的に訪問できるあらゆる場所が下見の対象になります。下見自体が目的であり、その範疇を超える活動は行いません。

下見部の発足趣旨

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ナンセンスを追求する当ブログの趣旨としては、別に無理してリアルにまでナンセンス成分を充実させる必要はないと考えています。何らかの実績を伴い出すと、ナンセンスの大敵である実利という欲の沼に足を踏み外しかねません。なので実際に本番でもう一度訪れることはないでしょう。下見に始まり、下見に終わるだけの部活。シンプルですね。

あくまで下見。乾杯や盛り上げは不要

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例えば居酒屋なら、まず乾杯、そして初対面なら自己紹介タイム、さらに一芸披露やら宴会ゲームへと進み、途中で席替えシャッフルを挟んで宴も竹縄なら一本締めといった流れが一般的です。そんなものは下見部ではやりません。禁止行為です。なので、適当にウェーイと陽キャっぽく振舞ってみたり、無理して盛り上げようとしなくて結構です。

下見の内容自体は普通の下見

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立地の利便性を確かめ、入り口の入りやすさを検討し、お店の内装と雰囲気をチェック、メニューのラインナップは特に大事、それに対して料金が見合っているか、店員さんの接客や料理が来るまでの時間、座席とテーブルの使いやすさ、などなど思いつく限りの気になるポイントを淡々と下見します。チェック項目をあらかじめ考えておきますが、それは口コミサイトのように採点してランク付けするためではありません。実際に再度訪問することもおそらくありませんが、しかしあらゆる用途を想定した場合の使い方、楽しみ方を念頭に、普通の下見を行います。

本番で再び来るなら、下見部は不要

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いついつに誰々と来る予定があるから事前に下見しよう、と一般的な感覚で下見を捉えがち。てもそれなら下見部に入部する必要はなく、どうぞ各自でご自由に下見すればよく、その後、いついつ誰々と予定通りに2回目の訪問となるイベント本番を果たせばいいだけのことです。まさに本番のための下見ですね。どこもおかしくありません。

下見を目的として極める下見道

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おかしくはありませんが、本番のための下見など下見を極めたとは全くいえず、お話にならないレベルで下の下。下見道の風上にもおけません。下水道の上流でもありません。下なのか上なのか位置関係がやや複雑ですが、歓送迎会や忘新年会の幹事になったら使いたいお店とか、合コンにセッティングしたら成功率高そうだから、などと下見を「手段」としてお考えなら下見部ではなく素直に幹事サークルや飲み会サークルに加入することをオススメします。

したみぶ? めがねぶ? みみたぶ?

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ところで漢字で下見部と書くと、日下部と誤認してしまいますし、カタカナでシタミブとするとメガネブ!みたいで居心地が悪いですが、ひらがなで「したみぶ」としてもなんのこっちゃです。「みみたぶ」に近いかな。もしかして耳たぶ好きが集まる「耳たぶ部」は「みみたぶぶ」になってどんどん新しくてチャーミングな響きが生まれてきます。こうした下見と直接関係ないながらもくだらなく、緩くつながっている様々な発想を試せるのもまた、ナンセンスな部活のお楽しみポイントかもしれませんね。