なんななナンセンス

益体もないナンセンスなことを、ある程度は掘り下げて考えた

オリンピック新種目・ネットサーフィンとはどのような競技なのか

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ネットサーフィンとは、一般的に様々なインターネットサイトを検索したりサイトをめぐることを指していますよね。そんなネットサーフィンとマリンスポーツのサーフィンを掛けた全く新しい競技が、オリンピック種目として新しく認定されました。

何と、サーフィン中にネットサーフィンをするというとんでもない競技なのです。ダジャレ…といわれても反論できない発想です。今回はそんな新しいオリンピック種目であるネットサーフィンについて考察していきます。

ネットサーフィン(死語)が世界で一番上手いサーファー

この競技は、本物のサーフィンをしながらネットサーフィンを行っていくことが基本のルールとなります。

ポイントは本物のサーフィン同様に波に乗って高難易度の技を繰り出しながらも、ネットサーフィンでも同じように如何に次から次へとインターネットサイトにアクセスすることができるかどうかが重要視されています。このため点数配分は本物のサーフィン部分とネットサーフィン部分に分けられます。

海でサーフィンしながらネットサーフィン

またネットサーフィンで戦う際に重要なポイントとなるのが、ネットサーフィンをするためのデバイスです。実際の海でもインターネットでも波の上を確実に渡っていかなければいけないため、多くの選手が確実な操作が可能となるタブレットを使用しています。

ちなみにスマートフォンでも競技可能とされているものの、歩きスマホが禁止されているように、泳ぎスマホは厳禁とされているため注意が必要となっています。あくまでサーフボードの上に立って波に乗りながらネットでもサーフィンしましょう。

乗るしかない、このビッグウェーブ(炎上)に

この競技の最大の魅力は、如何にインターネットサイトを炎上させて盛り上げることができるかどうかです。

通常のサーフィン部分では高難易度の技を繰り出せば高得点につながりますが、ネットサーフィン部分はより多くのサイトを炎上させることが高得点のカギとなっています。いかに観客とネット上のユーザーを盛り上げられるかが勝敗を決する重要なポイントだと言えるのです。

時代の波にも乗っているオリンピック新種目

ネットサーフィンという競技は駄洒落にしか見えない新種目ではありますが、インターネットの普及した時代の波にうまく乗っている部分が評価されるのではないかと期待できます。

IoTの普及が進む現代五輪において、ネットそのものが競技内に取り入れられるのは必然の流れ。オリンピックの種目としてもインターネットをうまく活用してネット上も含めた会場を盛り上げることができ、新しい分野として注目できるのではないでしょうか。

筋トレの美しさを競う!東京オリンピック新種目【筋肉体操男子】

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「筋肉は裏切らない」のキャッチコピーで話題になった筋肉体操。最近は健康に関する関心が高まっている上、目の保養になる美麗男子が淡々と筋トレをするだけの映像作品に注目が集まっています。エクササイズではありますが、スポーツとしての認識は薄いかもしれません。

アスリートは筋トレを当然のようにやっているし素人でも簡単に挑戦できます。しかし正しいフォームで行わないと効果が出ず、効果が出るまでに時間がかかる非常にハードな行為。高い忍耐力と正確性を求められる筋肉体操はオリンピック競技にふさわしいでしょう。

基本的な筋トレ運動の美しさを採点で競う

腕立て、腹筋、スクワットなどの基本的な筋トレの美しさや正確さが採点され、その合計点を競っていただきます。

他の体操競技やフィギュアスケートなどに近い競技形式ですが、難しい技を成功させられるかではなく基本的な筋トレの美しさを競うところが特徴。選手たちには一つ一つの技に高い精度を求められる非常にシビアな競技になります。

腕立て、腹筋、スクワットの技術点と構成点を競う

筋トレに身体づくりの側面がある以上、構成のバランスも無視はできません。腕立て、腹筋、スクワットなどの一つ一つの技術点だけでは優勝に届きません。

全身をどれだけバランスよく鍛えられるプログラムなのかという構成点も、筋肉体操では重要な項目になってきます。自信のある筋肉のアピールだけでは高い点数にはならないでしょう。

決められた回数の演技力と時間内の最高回数も採点対象

競技には規定回数の演技力を競うものと、時間内最高回数も競うものの2つがあります。前者は一つ一つの美しさと正確性を採点し点数を競うのに対して、後者は筋肉のタフネスを競い合います。

フィギュアスケートや他の体操競技のような芸術性とマラソンなどのような競技性を兼ね備えた、奥深い競技と言えるでしょう。

オリンピックにふさわしい競技

近代オリンピックは、スポーツによる精神面と肉体面の成長を目的の一つとしています。筋肉体操は厳しく単調な動作の繰り返しと一つ一つの動作の正確性を求められる競技。

肉体面の成長だけでなく、忍耐力や集中力の獲得による精神面の成長も期待できる競技です。筋トレのフォームそのものの世界一を決める、まさに筋肉の祭典オリンピックにふさわしい競技言えるでしょう。

社畜の力を見せてやる!東京オリンピック新種目「コンビニRTA」

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限られた昼休み、いかに素早くコンビニに行けるかでその充実度が大きく変わってきます。どこが最寄りなのか、経路はどうなっているのか、どの店が最も充実した在庫を抱えているのか――ひとつ判断を間違えるだけで気づけば昼休みが終わっている事態になりかねません。

新種目「コンビニRTA」は、その磨き上げられた社畜魂を競う新しい陸上競技。指定されたコンビニまでいかに素早くたどり着けるかを競うリアルタイムアタックです。

「ちょっとコンビニ行ってくる」の世界一を決めよう

コンビニ大国日本、その中でもコンビニ激戦区である東京開催のオリンピック。この場所こそコンビニ行き帰りの世界最速を決めるのに相応しいのです。 「ちょっとコンビニ行ってくる」。この一言のなんと奥深いことか。

コンビニRTAには、判断力、体力、交通法規遵守力が求められます。コンビニRTA金メダリストはもはやただの社畜ではありません。

五輪メイン会場から最短コンビニを目指せ

競技のルールは簡単です。「指定された商品をいかに素早く購入してこれるかを競うタイムアタック」、以上。

スタートは五輪メイン会場です。選手が一斉に「ちょっとコンビニ行ってくる」と審判に報告すると、審判から「あ、ついでにカップラーメン買ってきて。新発売のヤツ」と商品を指定されます。

コンビニは指定されませんので、選手は自力でコンビニを探し、経路を見つけなければなりません。情報収集力が必要です。

信号待ち、レジ待ち、在庫切れなど敵は多い

うまく最寄りのコンビニを見つけられたとしても、すんなりとはいきません。もしかしたらそのコンビニは大通りの向こう側で、信号を渡るためにものすごく遠回りするかもしれません。

また、競技実施時間はお昼休み。在野のアマチュア・コンビニRTA選手たちが街に繰り出している時間です。数分以上のレジ待ちの可能性だって十分にあるでしょう。

もしもたどり着いたコンビニで目的の商品が在庫切れだったら、致命的タイムロス!別のコンビニを探します。

コンビニを活用して東京らしいオリンピックに

会場の調達の難しさなども話題になっている東京オリンピック。コンビニRTAなら、既存のコンビニを活用するので大変低コストで実施できるのが非常に魅力的です。

会場周辺のコンビニを探し回ることで、東京の街中の様子を楽しむこともできます。選手たちはそれどころではないかもしれませんが……

昼休みをかけた、全身全霊のぶつかり合い、コンビニRTA。東京ならではのオリンピック新種目として目が離せないことでしょう。