略して水道。息を止めてプールに潜水。試合時間は普通の柔道と同じ男子5分、女子4分。ただし、激しく動いているため息が続かなく、20秒ないし30秒単位のラウンド制。水中なので水着を着用。男子は海パン、女子は非ビキニ水着。
柔道着の襟がないため相手を掴むところが無く、もっぱら手首、首筋、肩などを直接鷲掴みで組み合う。そのため強い握力により内出血の跡が多く目立つ。
女子は水着の肩掛け部分を掴んでよい。しかし肩紐が外れる、切れる、伸ばして胸部の不適切部位が露わになるなど着用の乱れが認められる場合は待てがかかり注意、指導が与えられる可能性がある。
なお一部メディアからドキッ女の子だらけの水泳大会的な企画と類似点を指摘されるが、使用する水着を競泳水着またはスクール水着に限定するなど世俗化抑制の方策が取られる予定だ。
水の浮力によりプール底へ押さえ込むことが困難なため寝技は存在しないが、関節技と締め技は認められる。締め技は胴着を使えないため、素手によるチョークスリーパー的なプロレス技に近くなるだろう。
水中柔道競技は終始、水の中で行われる。そのため「水中の格闘技」などと身も蓋もない例えられ方をされがちだが、水面下での激しい肉弾戦で知られる水球競技がすでにこの異名で呼ばれ続けているため重複する。
水中柔道女子に関しては「水中のキャットファイト」等のややアングラな別名を付けられなくもないが、そのノリでいくと水中柔道男子に「水中のパンツレスリング」といった不名誉なあだ名が採用されかねないため、世界水中柔道連盟は頭を悩ませている。