なんななナンセンス

益体もないナンセンスなことを、ある程度は掘り下げて考えた

ソーシャル首輪で言語や種族の垣根を越えてネコと繋がろう


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SNSが星を覆い。

ソーシャル化の勢いは人間の範疇を軽々超えて。

まずは身近な犬やネコなどのペットへと波及し始めています。

意思の疎通に言語は必ずしも必要というわけではない。

とはいえ。

猫と人間が共存し始めて幾数千年。

そろそろ会話の一つもできていい頃合だと思いませんか?

ソーシャル、つまり社会的なコミュニケーションでありさえすれば。

別に社会的交流の対象を人間に限定する理由は無いんですよね。

人間同士でどれほど活発にコミュニケーションしようが。

所詮は人間にしか通じない内輪ネタ。

籠の中のハムスターほどの価値もないわ。

と、ソーシャル首輪をつけたネコ様が申しております。

内蔵GPSはマタタビと組み合わせて本領発揮

家出したネコの心配は、もうなくなります。

犬猫用首輪にGPSが搭載された商品は、すでに実在していますね。

けっこう高額ですけど。

飼い主は愛猫の場所を検出して探索することができます。

ソーシャル首輪のGPSは、さらに一歩前へ。

猫に対しても、飼い主の場所を教えましょう。

準備として、飼い主もGPS送受信機を持っておきます。

ネコがそちらの方角を向いたときにだけ、首輪からネコが喜ぶマタタビ成分が前方に向かって極少量、噴射されます。

鼻の先に吊るされたニンジンを追う馬のごとく。

甘美なマタタビの香りを求めて猫の習性に従順に足取りを進めるだけで、自然に主人の元へと戻ってくるという寸法。

まさにソーシャルならではの双方向性。

愛情の深さゆえですね。

次世代の双方向ニャウリンガル内蔵、ついに人間と会話可能に

ご存知の通り、犬の鳴き声を解析して人間の言葉に翻訳するバウリンガルというガジェットが実在します。

それのネコ版で、ニャウリンガルなる姉妹品もあったようななかったような。

ソーシャル首輪に、通常のニャウリンガルに加えて搭載された対となる仕組み。

逆ニャウリンガル機能をオン。

すると人間の言葉がネコ語にリアルタイム翻訳されて、首輪に内蔵されたスピーカーからしゃべります。

普通のニャウリンガルは、猫から人間への片道通行でしかありません。

人間から猫への意味伝達も可能になってこそ、双方向コミュニケーション。

まさにソーシャル機能だといえるでしょう。

猫と人間が当然のように日本語で会話する日常。

もうアニメの中だけのフィクションではなくなりました。

帰宅時に足元へ駆け寄ってくるニャンコやワンコの声色を聞きながら。

お帰りなさいませ、ご主人様。

と日本語で、擬似的にですが直接会話できるようになるのです。

仕事疲れも吹っ飛ぶでしょうね。

この逆ニャウリンガルが普及すれば。

メイドカフェに行かなくてもご主人様と呼ばれる毎日が手に入ります。

人とネコの楽しげな会話。

当たり前の日常。

あたかも人間同士のおしゃべりのように。

ネコの耳には、猫語に翻訳された人の言葉が聞こえてきます。

会話相手の人の首にも装着された、ソーシャル首輪からね。