なんななナンセンス

益体もないナンセンスなことを、ある程度は掘り下げて考えた

フィギュア付き初回限定円盤投げ【東京五輪新競技】

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アニメ業界で最も重要な収益源、DVDとBDの販売。俗にいう「円盤」の売り上げで二期の有無が決まる生命線です。その命よりも大事な円盤をより遠くまで投げる競技は、アニメ愛好家にとってまさに踏み絵。

フィギュアスケート? いいえ、DVDのオマケフィギュアです

オリンピックでフィギュアといえばフィギュアスケートが思い浮かびますが、一部の哀しいサガを背負った人種にはたとえ五輪だと前置きしても美少女やロボットのフィギュア玩具を先にイメージせずにはいられません。

美少女という点は共通している

アニメキャラの本格コスプレをして金メダルを掻っ攫っていくガチアニメファンのプロスケーターがいつ現れてもおかしくありません。だがしかし、2020年東京五輪が開催される時期は夏季。世界に通ずるアニメ好きの本気度を測るため、美少女フィギュアをブン投げられるものなら投げてみてもらいましょう。

【かばんデバイス】けもフレのボス視点でやや闇が深い小説を書きました【完結】

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けもフレに渦巻く「闇が深い」要素を散りばめて書いた二次創作小説を完結させました。主人公はかばんでもサーバルでもなく、ラッキービーストのボス。

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ネタバレタイトル「かばんデバイス」

小説のタイトルは「かばんデバイス」。当初はカタカナで「カバンデバイス」にしていましたが、けもフレっぽさが薄い気がしました。

この話には元ネタがあり、20年以上前にスーファミで発売されたシミュレーションゲーム「フロントミッション」にロボット用パーツアイテムとして登場する「カレンデバイス」です。「か○んデバイス」にすれば一文字違いに。

カレンデバイスは人型ロボットの制御コンピュータにあたるパーツなのですが、同じ種類の他のパーツと決定的に異なる特徴が一つあります。 「カレンデバイス」の解説にある通り、プレイヤーに絶望のトラウマを植え付けた衝撃の真実が隠されていて、ひとによっては拒否感を覚えるでしょうから「残酷描写あり」タグを追加しました。

ボス視点でかばんとサーバルの旅を解説

内容は図書館あたりまで視聴した時点の知識がメインなので、最終回を迎えた本編のオチとは全然異なると思います。ジャパリパークのしくみと目的、かばんとボスの関係というか正体。ボスの体って、ちょうどすっぽり何かが入る大きさだなぁ…と不穏なことを思いついてしまったのが運の尽きですね。

「すごーい!」「たーのしー!」などのフレンズ語は一切登場しない

ご存知のとおりボスはフレンズ語を使いません。セリフが無くても、いやむしろ言わせない方がボスの主観に没頭できそうだったので極力省きました。なのにストーリーは途中までアニメ準拠だから、淡々としすぎてるかも。

様々な深い闇を追加

セルリアンの役目、かばん出生の秘密、畑とは、そもそもフレンズ化とは、再フレンズ化とは。IQが下がる理由。かばんちゃんとボスの関係、ジャパリパークの目的、サンドスターが生まれた背景。過去と未来の真相。考察班の導き出した結論も可能な限り盛り込んでいます。

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否定文を肯定文にすると面白くなるセリフ7つ。定型文を壊す意外性が楽しい!

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会話には定型文ってありますね。冗談を言われてイマイチだった時は「その冗談、つまんないわー」だし、他のやり方が出来なかったら「仕方ないね」と慰めます。

定石をあえてひっくり返すことで面白くなった言い方をご紹介しましょう。

1.「つまる」

つまらない。それって当たり前。つまり、つまらないからといって、つまらないと言うのも、つまらない。なら、つまれば良いんです。つまり、つまる。面白くないからつまらないなら、「つまる」なら面白くなる。マジつまる。めっちゃつまる。つまりまくる。今年一番つまる。今日初めてつまった。

2.「仕方ある」

誰かが「仕方ないね」と愚痴るのを聞くたびに、いや仕方なくはないんじゃないかな、と他の方法を見出さずにはいられない性分として、ここはたとえ仕方なくとも「仕方あるね」とコメントしておきたいところ。この世は自由であり、一見して仕方ないように思えても切り込む角度を変えたり機転を効かせると拍子抜けしたようにあっさり解決するものなのです。

3.「思ってもいた」

驚いたね、そんなこと思ってもみなかった…というほど意外でもなくて、実は薄々感じていたし、思ってもいたよ。誰も口に出さないからといって思ってもいないわけではなく、一度は思って「ありえん」と却下しているだけかもしれない。「思ってもいなかったわけではない」と二重否定するよりシンプルに単純肯定している分、潔いといえます。

4.「だいじょばる」

大丈夫(肯定)→だいじょばない(否定)→だいじょばる(肯定)。次に来るのは「だいじょばらない(否定)」です。なんのこっちゃ。今や大丈夫が持つ大丈夫さには深刻な不安感が拭えません。だいじょばらなさすぎです。

5.「(真顔で)笑える」

凄み。真顔には、喜怒哀楽のどれを込めても伝わる迫力が備わっています。中でもギャップが大きいのが笑い。明らかに笑ってないのに「笑える」なんて言われた日にゃあ、こちらにとっちゃ「笑えない」ですね。否定と肯定を超えた腹芸の領域です。

6.「くだる」

くだらない。くだらなさすぎて、むしろくだる。ナンセンスな物言い、薄っぺらいオヤジギャグ、ベタすぎて風化した化石のような冗談。くだる。実にくだる。思えば、ナンセンスなことは基本的にくだらないことばかり。だからこそ全肯定して「くだる」内容を目指しています。

7.「そんなことは言った」

そんなことは言ってない。向こうも否定される前提で追及しています。ならば先取りしましょう。そんなことは言った。ああ、言ったさ。そんなことは言ってないとでもいうと思った? ざんねん、そんなこと言ってました〜! ほら、なんだか悔しい。知能の低さが分かるからこそ。開き直って肯定されたって、身もふたもない返答ですね。

やれやれ、もともと言っても言わなくても変わらないような中身のない物言い7つ。多少意味をひっくり返しても、果たして結果が変わるかどうか。しかしながら、いつもの予定調和と異なる返答