なんななナンセンス

益体もないナンセンスなことを、ある程度は掘り下げて考えた

自由席に座れなかった(T_T) 誰か「自由席確保代行」やって

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特急列車の自由席はリアル椅子取りゲーム。限られた自由席に座るため、早くからプラットフォームで前の方に並ぶ不自由という本末転倒。不毛ですね。もうそんな無益な戦いは「自由席確保代行サービス」を利用して終わりにしましょう。あなたの代わりに代行スタッフが乗車して確実に自由席を確保します。

始発駅から乗車して確実に自由席を確保

目的車両の自由席を確実に確保すべく、依頼を受けた自由席確保代行スタッフが始発駅のプラットフォームで行列の先頭に並びます。無事に自由席に座ったら、依頼人に座席番号をメールやSMSにて通知。合流したら途中で依頼人に席を譲ります。

以後は自由席にて快適な列車の旅や出張、通勤通学をお寛ぎください。なお、取り残されたスタッフは終点まで連結部付近で立って待機。社会奉仕の一環として他のお客様を優先します。

成功報酬制

JRや私鉄と提携契約しているわけではありませんので、自由席確保代行スタッフといえど100パーセント絶対確実に座席を確保できるわけではありません。乗車率が100パーセントを超える繁忙期ほど難易度が上がります。万が一に確保を成功出来なかった際は代行料金を全額返金いたします。

さらに辛い立席での乗車時間を快適に過ごせるよう折りたたみ椅子、膝かけ毛布、任天堂switch、各種茶菓子を終着駅まで無償レンタル。Uシートと遜色ない寛ぎ空間をご提供しましょう。

指定席を取れば良い? その通り

そもそも有料で高額の自由席確保代行サービスをわざわざ利用するのではなく、おとなしく始めから指定席券を購入すれば良いではないか。そんな呆れた声が今にも四方八方から聞こえてきそうな心境です。おっしゃる通りすぎて青春18きっぷ片手に鈍行列車の旅へ出たくなりました。

分かりますでしょうか、確実に座れるとは限らない自由席に苦労の末、無事に座れた瞬間の喜びと安堵。このカタルシスは指定席にないものです。あるとすればゴールデンウィークや年末年始の超繁忙期に朝一みどりの窓口で指定席を購入できた時の安心感。

ですが、それとこれとは別物の感動かと。自由席確保代行サービスは、指定席以上に価値のある自由席ならではの楽しみを提案するものです。

知っておく価値がありそうなハウトゥ系の切り口7選

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読んで役に立つハウトゥ系記事が昔から人気ですね。実用性が求められるだけに、いい加減な記事をアップするとキュレーションサイトの信頼性がガタ落ちして炎上コースですが。問題を解決してくれる様々な切り口をご紹介しましょう。

対処法

人生は対処の連続です。問題に対処することで道は開ける。対処といっても真正面からぶつかるだけが対処ではなく、時にスルーし、時に戦略的撤退を決断することもまた対処法のひとつ。

打開策

閉塞した状況を打開するための策が7つくらいあったらどれか一つはヒットしそう。先行き不透明な時ほど選択肢は多い方がいい。今の打開策がポシャッても大丈夫なようにプランBを用意しておきましょう。

妥協案

人生は妥協の連続ですが、問題はその中身。できるだけ有利で現実的で、願わくはwin-winな妥協が望ましい。より多くの妥協案を提示して、お互いに1番ハッピーな道を。あるいは妥協して2番目にハッピーな道を。

解決策

真実はいつもひとつですが、解決策は沢山あります。どうか見た目のトリックに騙されて悲観せぬよう。普通に考えて解決しなさそうなら、普通じゃない考え方を採用しましょう。勇気のいることですが、毒をもって毒を制す解決法もあります。一方、何もせず時間が解決してくれるのを待つだけが良いこともあるのをお忘れなく。

突破口

突破は無理か、と思っても諦めないこと。一番美味しいお米を食べて元気になれば、どんなに危険なサイレンが鳴り響いていても突破口が開けるはず。時には回り道も必要。生い茂る竹藪の内側にこそ、多くを聞くに値する突破口を授けてくれる金言が潜んでいるものです。

対応策

失敗のあとで振り返ると、どこかで必ず対応を見誤っていると気づきます。もっと良い対応策があったんじゃないか。それは例えばこうこうこういう対応が考えられるし、次善の策も今なら考えられると。諦めることはありません。次は対応が上手くいかなかった時のための対応策を用意しておけばよいだけのこと。

改善案

改善案は多ければ多いほど安心。改善案が一つだけだと、それに依存した行動しかとれません。いくつかの改善案を並べて比較検討し、最大の改善効果を見込める案を採用しましょう。その結果に対してさらに改善点を考列挙して、PDCAサイクルをブン回すのです。

仕事帰りに何となく思ったこと7選

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仕事や学校の帰り道は思索にうってつけの貴重な時間でもあります。晩御飯なににしようかなあ、寝るまで何してようかなあ、いいね増えてるかなあ。毎日代わり映えのない悩みもあるし、最近気になってきたトピックを考察することも気分次第で。ある日に思ったとりとめのないことを7つアウトプットしてみました。

1. 腹筋して筋肉痛だとクシャミしたら痛いなあ

腹筋がバキバキに割れた姿を夢見て、クランチやらプランクを張り切ると翌日に待っているのが筋肉痛。何気ない動作にも腹筋の筋肉が使われている事実を突きつけられずにはいられないズキっとした痛みが身に沁みます。しかし痛みではあるものの、苦痛ではない。むしろ心地よい。クシャミしてイタタタと幸せそうにお腹を抱えるのも悪くないなあと思いました。

2. 今日読み終わった小説のストーリーも結末も意外で面白かったなあ

「時間のないホテル」という現代SF小説をこれといって期待せずに読んだんですが、リアリティを伴いながらも冷静に考えて荒唐無稽、とわかっていてもやはり背筋がゾクッと冷たくなるコンテクストホラーがたまらなく気持ち良いお話でした。ビジネスライクで順風満帆な始まりから追い詰められていくストーリーの意外性と余韻の残る結末が面白かったです。ホテルこわい。人よりも怖いホテルって何。

時間のないホテル (創元海外SF叢書)

時間のないホテル (創元海外SF叢書)

3. 冬はどこをウォーキングしようかなあ

ウォーキングが好きです。でも北海道の大地では、冬の間いかにしてウォーキングを継続できるかが試されます。どこを歩くか。どこかの室内練習場やスポーツジムでグルグル歩く。それもまた打開策のひとつ。でもやはり雪国でしかできないことをしたい気持ちもまた本物。膝まで積もったドカ雪の歩道を、今からズボズボ雪中行軍したい衝動に駆られてやみません。

4. たまには新しく別の街で働きたいなあ

新しい都市の風と、新しいお仕事と、これから起こる全てが目の前で踊る、そんなニュアンスの歌謡曲が昔あった気がします。いくつか持っているスキルはありますがそれに拘ることなく、別の場所で新しい職場で働いてみたくなる。公私とも元々飽きっぽいだけかもしれませんが、未知へのワクワクを追い求める旅は一生続けていきたいなと。

5. 引っ越したいなあ

近所でもいいんです。住まいを変えること自体が目的なので、より遠くの立地だとか、快適な物件じゃなくてはいけないとか、そんなこともありません。移動距離20メートル、交差点を挟んだ斜向かいのマンションにピストン輸送して引っ越したこともあります。なにせ引っ越しそのものが好き。根無し草。きっと一つのところに何十年と定住し始めたら、じわじわと根っこから腐っていくことでしょう。

6. ナンセンスなことで集まれるコミュを作りたいなあ

恥ずかしながら人脈、コネ、リア充などと呼ばれる人間関係が皆無でして。しかも基本的に一歩引いた姿勢。到底ありえない物や行為を通貨にしてみたり、誰得な特区を考えるのが好きですが、ワークショップやプレゼンテーション方式で他の人がやったらどう変わるのか興味が湧いてきました。でも結局ナンセンスなテーマなので「役に立つ」「利益につながる」みたいな実益を求めてる人にとっては無為な時間に見えるかもしれません。

7. 人を見る角度って変わるんだなあ

ずっと人の一面しか見ていなくて、あれ、この人ってこんな人だったっけ? と心変わりでもしたような錯覚に陥ったあと冷静に思い返してみるとその人は別に全くなにも変わっていません。そうではなく自分のものを見る角度がいつのまにか変わっていたことに気付く、いや気付かされることがままあるなあと。きっと逆もまた。忘れがちなことで、板につくにはもう少しかかりそう。などなど取り留めなく会社帰りに思ったのでした。