なんななナンセンス

益体もないナンセンスなことを、ある程度は掘り下げて考えた

東京五輪新種目「パン食いマウンテンバイク競争」


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通常のマウンテンバイクコースを走行しながら、森の中で生い茂る木々の枝に吊るされたパンをより多く口でキャッチした選手が金メダル。横一閃でスタートし、先にパンを食べる必要があることからスピードも重要。

他の選手より先にパンを食う

パン食いマウンテンバイク競技には時間記録も芸術点もありません。あるのはただひとつ、パンを食うか食われるか。

パンの数には限りがあります。すべて早い者勝ち。森の中でコース上に張り巡らされた天然の木々の枝から、まるで小学校の運動会みたいに不自然な形で糸に吊るされたあんパン。

他の選手より先にパンを食うためには、おのずと速く走り抜けなければなりません。動物は本来、新記録を出すためではなく、生き延びるために速く走るよう進化しました。これぞ自然の摂理。

野生動物より先にパンを食う

敵は人間とは限らない。マウンテンバイクのフィールドは野性味あふれないメインスタジアムなんぞではなく、野性味あふれる本物の森の中です。そこは野生動物の宝庫であり、当然クマもシカもヘビもサソリも我が物顔で跋扈。

そんな中にあって木から吊るされたあんパンは野生動物にとっても絶好のエサに映ります。クマを鈴で追い払い、シカを罠猟で仕留めながら彼らより先にあんパンにあり付いてください。人間のプライドにかけて。

ゴールまでにより多くのあんパンを頬張ったマウンテンバイカーが金メダルを獲得します。もしも情けないことに全競技者より動物のほうが沢山あんパンを食べていたら、メダルの授与はありません。