なんななナンセンス

益体もないナンセンスなことを、ある程度は掘り下げて考えた

【新競技】はい二人組つくってー【2020東京五輪】


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誰もが一度は体験したあの悪夢が、2020年、東京で再び甦る。

世界が崩壊する絶望の呪文。 先生「はい二人組つくってー」

よかろう、ならば最強を決めよう。 世界最強のぼっち・・・ではなく、二人組を作る人間を。

金2、銀0、銅1の変則バトル

各試合人数が奇数の組み合わせによるシード制トーナメント方式が採用されました。 ぼっちの選手が敗退、うまく二人組を作れた両選手は次の対戦へ進出します。

予選から9人、上位へ勝ち上がっていくにつれ再組み合わせされて7人、5人と脱落者が増えていき、決勝戦は3人で争われ、そこで見事二人組を作った二つの国が合わせて優勝者です。

最終的には決勝で二人組を作られるわけですから、二人の選手に金メダルが約束されることに。 敗れたセミファイナリスト1名は自動的に銅メダルとなります。あれ? 銀メダルがありませんね。

オリンピックでは例えばシドニー五輪の競泳で同着により金メダルが二人に贈られた前例があります。その際に次点の選手は銅メダルとなりました。そう、銀メダルは発生しなかったのです。

決勝の3人が誰も二人組を作らずノーゲームになってしまうなどイレギュラーがない限り、二人組つくって競技は金メダル2個、銀メダル無し、銅メダル1個という順位が初めから決められている大変珍しい競技なのです。

まあ、われわれコミュ障ぼっちにはどうでもよいルールかな。 あえていえば、世界最強決定戦の舞台で敗れて一人ぼっちになった銅メダルの選手こそ、世界最強のぼっち、ってことになるのかも。嬉しくなさそー。

人数が奇数なのに二人組を作らせる先生の闇

選手が置かれた状況は苛酷です。

最も必要とされるスキルは当然、コミュ力の高さ。 その中には場の雰囲気にあわせて立ち回れる空気読解力、相手を惹き付けて意志疎通を図るユーモア溢れるトークスキルが含まれています。

そしてイケメンと美女など容姿端麗な選手だらけ、とは限らずフツメンやそれ以下の見た目にも かかわらず好成績を上げる選手が少なくないのもリアルで面白いですね。

ところで先生、あなたはなぜ、どう見ても3人とか5人など奇数人しかいないのに二人組を作らせようとするのですか。ちょっと考えたら絶対に1人余るって分かるじゃないですか。もしかして「お、お前は誰とも組めなかったのか、しょうがないなー、よしじゃあ先生と二人組になろう」とかふざけた台詞を用意して待ち構えているんですか。この競技、何か底知れない闇を感じさせます。

些細な問題点

まあ仲が良くない国家同士なら、外交問題に発展します。防止は多分難しいです。そんな場外乱闘も込みで楽しむのが、粋というものだと心得ましょう。

逆に二人組作って競技を通じて奇跡的に二人組が成立し、外交問題が解決、国交正常化の契機となるパターンも期待できる・・・と思う選手同士で二人組つくってー。