なんななナンセンス

益体もないナンセンスなことを、ある程度は掘り下げて考えた

基本無料特区に住んで無課金プレイを楽しむ


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基本無料。良い響き。タダですからね。

タダより高いものはありませんが、高い方を選ぶ人も沢山います。タダだから良い、値段が低いほうが良い、とは限らない証拠ですね。

いわゆるベーシックインカムは一定の給付金が得られる形であって、生活費が無料になるわけではありません。ソーシャルゲームでいうと毎日もらえるログインボーナスに近い。

基本無料特区では基本的に様々な基本的サービスが無料です。飲食店では最初のドリンク1杯、料理一人前が無料になります。フードスタンプに近いかもしれませんね。

基本以上の良いサービスを望むと無料ではなく有料になる点はどちらも同じ。

この街で一銭も払わない無課金プレイを貫くか、ジャブジャブ廃課金して俺TUEEEEEするかはあなた次第。

ケータイの基本使用料は無料、パケ代、通話料は課金

まず携帯料金プランは基本料金が無料になります。通信量が増えると従量課金。音声通話も有料。月間の通信量上限を増やすのも有料。

この辺は普通のキャリア料金と同じ感覚ですね。

でも定額でパケ放題とか電話し放題なプランはありません。

有料ガチャ引き放題なソシャゲーってないでしょ。そんなことして激レアキャラが氾濫したらゲームバランスの崩壊を招きます。

所詮それと同じなのかな。現実のクラス内政治バランス・社内政治バランスが崩れて困る人は多いでしょう。

逆も少なくなさそうですけどね。

基本給は無料。残業、手当、賞与、歩合給は出ます

出来高歩合制。インセンティブ。成果報酬。業績手当。

名目はどうでもいい。早い話が、いくらくれるん? てだけでして。

基本無料特区ですから、基本給も無料。

経営者的に考えると、いかに多くの業務を基本給の範疇に含めるか。言い換えるとインセンティブの領域を可能な限り少なくするということ。

従業員として有効なアクションは、自分の業務の中で給料分以上の働きをアピールしたり、組織にとってプラスとなる付加価値の創出を目指したり。

この街にもサラリーマンとエンプロイヤーの間に様々な思惑が交錯しているようです。

バー、スナック、パブ、クラブ等のチャージ料は基本無料

日頃から歌舞伎町やススキノの夜へ消えていく性癖がある方には朗報です。たぶん。

ほら、ボッタクリとかの心配が絶対に無いってだけで、お水のお店へ行くハードルが格段に下がる気がしませんか。呼び込みの怪しいお兄ちゃんに安心してついて行ける街って、きっとみんなが望んでると思うんです。

チャージ料とか基本料なんて呼ばれてる根拠の乏しい料金体系は軒並み無料です。その代わり白ドンやらピンドン入れた時はしっかり頂戴いたしますよ。

ソーシャルゲームの基本無料は変わらず

ソシャゲーの世界で基本無料は常識、ディファクトスタンダード、むしろ基本無料じゃないってだけで失敗間違いなしなくらい重要なフリーミアムです。

だから基本無料特区でもソーシャルゲームの基本は無料で当然。だからこそ、課金時には必ず報われるように俺TUEEEEさせてあげます。

基本無料だからこそ、課金したのにイマイチ無双できないぞ・・・? なんて不毛さを感じさせないよう行政が一体となってゲームバランスを調整させていただきます。

そう、KPIをモニターしながら微課金、並課金、廃課金様の期待に応えるゲーム運営は、もはや公共事業の領域に達しました。

眉唾かもしれませんが、特区の総力を挙げてガチ勢を満足させてあげられると申しておきましょう。