アニメの世界は色んな物語で満ちている。「物語シリーズ」といえば化物語(バケモノガタリ)から始まる作品群が有名ですね。「化物」と「物語」を足し合わせた掛け言葉的なセンスが光りますね。他にもタイトルに物語という言葉がつくアニメを紹介します。
彩雲国物語
古代の某アジア共産主義国っぽい彩雲国で官僚を目指す女の子を巡るドタバタ戦国物アニメ。少女向けライトノベル寄りなので出てくるのは色々なイイ男。男性向けライトノベルでハーレム生活を満喫する化物語とは反対ですね。
俺物語
不器用でコワモテで優しく強い大男が直球勝負の恋愛をして、ほぼ全球どストライクに上手くいくリア充ラブコメアニメ。観ていてほっこりするのは主人公とヒロインのノロケですが、含みを持たせた人間関係の機微が楽しいのは親友のイケメン周辺のほうかもしれない。
かぐや姫の物語
ジブリによる墨作画が冴え渡るアナログチック伝記アニメ。一体どうやって描画したのか、日本を代表するアニメスタジオが数年かけただけのことはあります。
海物語
まさかのストーリーなどあって無いようなパチンコ原作がアニメ化。水中で魚をつっつくだけの日々を送っていたヒト型生物が地上に上陸して侵略、いやそれなりに楽しい生活を繰り広げる日常アニメ。
ナイトガンダム物語
ガンダムが二頭身にデフォルメされたSDガンダム。そのカッコカワイイデザインで当時のカードダス界を席巻した騎士ガンダム(ナイトガンダム)を主人公に、中世ヨーロッパ風の世界を冒険します。カードダスの世界観が原作で、そこからファミコン、マンガ、プラモデルに展開され、アニメ化もされました。現在30代から40代の男の子には懐かしい作品かと思います。かなり古い作品なので今ソフトを見つけるのは大変かもしれません。
帝都物語
黒い外套、いわゆるトンビコートがミステリアスでカッコイイと気付かされるアニメ。小説原作でアニメのほか実写化もされています。
磯部磯兵衛物語
いそべいそべえとかいう江戸時代を代表するダメニートで有名な武士の卵が主人公。全般が浮世絵風の作風で表現されているが、ストーリーらしいストーリーはなく、春画を読んで妄想してるところを母上様に見つかったり、団子屋の娘と付き合ってる妄想をして引かれたり、現代のニート事情を色濃く反映しています。
以上、とりあえず化物語以外でタイトルの最後に物語とつくアニメを七つ挙げてみましたが…三者三様、いや七者七様、ビックリするくらいタイプが違いますね。