書店で本を買うとサービスで巻いてくれる紙のブックカバー。
あれ、柄が結構しゃれおつだったりして、嬉しいですよね。
実はブックカバーとは和製英語で、英語圏ではブックジャケットと呼ぶそうです。
KindleやKoboなど電子書籍リーダーにも、布や皮で出来たブックカバーは販売されています。
しかしそれらは、どちらかというとスマホケースやタブレットカバーの延長に近いもの。
プラスチックの機械類は紙のように折れ曲がったりはしません。
今のところは。
文庫本の表紙と裏表紙の裏側に折って包み込み、手触りの良い布の生地を通じて紙独特の柔らかさを読書中に味わえるのが、ブックカバーの素敵なところ。
本というアナログなメディアを、布製のブックカバーというさらにアナログなもので覆う。
何でも電子化すれば、とりあえずもて囃されるこのご時勢。
今こそ大切にしたい、リアルな手触り。
インターネットとは程遠い古き良きものこそ、みんなで共有したいと思えてくるのが悩ましいジレンマです。
アナログなブックカバーに、ちょっとだけデジタルを付け合わせてみましょう。
ソーシャル風ブックカバー、スマートしおり添え。
最初に裏表紙のバーコードを読み取ってISBNを識別
本の裏表紙に、バーコードが記載されているのにお気づきのことと思います。
ISBNデータが含まれており、これをバーコードリーダーで読み取ることで書籍を識別します。
ソーシャルブックカバーは裏表紙側の裏面に内蔵されたバーコードセンサーでISBN情報を読み取り、あなたの読書遍歴を克明に記録します。
途中で飽きて、投げ出した本も正直に残ります。
また同じような内容の本を買うことを避けるためにもね。
表紙の折込部分にはアマゾンのレビューを表示
Amazon Product Advertising APIを利用して、読書中の本を読んだ他の人のレビューを取得してブックカバーに表示します。
ごく普通のレビュー表示機能なので、特に言うことはありません。
あ、ネタバレにはご注意ください。
スマートしおりが読者の心情を記録していく
付属のスマート栞で、現在のページ数を正確に認識します。
見た目はただの栞ですが、本に使われるという特徴ならではの機能を備えています。
「ドキドキ」「しくしく」「ムラムラ」など各種感情表現を文字にしてスマートしおりの表面にプリント。
それぞれの感情を指でなぞると、現在のページ数とあわせて記録されます。
この機能によって、とある本の何ページ目でどんな風に感じたか、といった具体的な心の動きを物語に合わせて記録していくことが出来ます。
スマート栞の使い勝手はフェイスブックのいいね!ボタンや、はてなスターのワンクリック感覚を想定。
末永くお使い頂けるよう、今後ともスマート栞のユーザビリティ向上をご期待ください。
裏表紙の折込部分には続刊情報、ワンクリック注文も可能
ふう、読み終わった、さて次は何を読もう、と続刊を探す手間を省きました。
続編があればその本を、なければ同じ著者の別の作品を。
何もなければ、「この本を読んでいる人は、こんな本も読んでいます」というよくある頼んでもないレコメンドを表示します。
選択の自由が奪われますね。
良い意味で。
はてブなどのソーシャルブックマークに自動でブクマ
各種ソーシャルブックマークサイトに、読んでいる本のAmazon販売ページをブックマーク致します。
ソーシャルブックカバーだけに。
URLはアフィリエイトリンクに変換するため、副収入も期待できます。
ぬかりありませんね。
禁断のネタバレ機能つき
ソーシャルブックカバーの裏表紙側には、なんと犯人の名前が表示されています。
例えば犯人がヤスなら、犯人はヤス、と表示されます。
犯行に使われたトリックについても、まるっと説明されています。
これはひどい。
ソーシャルだからって、やって良いことと悪いことがありますよね。
広大なネットの海に存在する推理小説犯人データベースAPIを使用した機能だそうです。
もし事前に犯人を知らされて面白みを半減させたくない人。
私だけではないはずです。
そんな方のために、是非オススメしたいアイテムがあります。
ソーシャルブックカバーのネタバレ機能を防止します。
商品名は、「ソーシャルブックカバー用ブックカバー」。
見た目も中身も、何の変哲もないブックカバーです。
しかし、ソーシャルブックカバーにソーシャルブックカバー用ブックカバーを巻き付けることによって、ソーシャルブックカバーに表示されているネタバレやレビューを覆い隠し、見えなくする機能を備えています。
もしソーシャルブックカバーをお求めの際は、このソーシャルブックカバー用ブックカバーも併用することで、さらに快適な読書ライフが約束されるでしょう。