ついにオリンピックにもテレビゲームが正式な新種目として採用されます。
そのゲームタイトルは、一体どんな大ヒットゲームなのか?
やはりニンテンドー? スクエニ? 海外の神ゲーFPS?
残念。
そういった普通のゲームなら、メーカーやゲームメディア主催の世界大会がいくらでも既存です。
わざわざオリンピック競技に採用する特別な理由もありません。
では、オリンピックでこそ競われるべき、オリンピックならではのゲームジャンルといえば何かというと。
クソゲー。
まっっったく品の無い響きですね。
さわやかでしゃれおつな品性を保ちたい人は、関わらないことをオススメします。
強制的にマゾヒスティックな性癖を強要される可能性がある、危険な遊びですから。
クソゲーとは、クソみたいなゲーム、というまったく下品な表現による略です。
が、必ずしもつまらないゲームを指すわけではありません。
むしろ面白い、つまらないといった基準でクソゲーは測れない。
芸能人でいうとヨゴレ芸人的な位置付けです。
なので、クソゲーと聞いただけで、逆に一度なら遊んでみたいなと思ってしまいます。
でもお金を出してまで買いたくはないな、とも思うのでジレンマですね。
クソゲーは、常人ならやる気を削がれ、楽しむとか以前にプレイ自体が苦行に陥るゲーム。
だからこそ。
競う価値があるといえるのではないでしょうか。
あ、私は絶対やりませんけどね。
2015年から2019年までのKOTYが対象
毎年、第三者機関によって最もクソゲーなゲームが定められています。
その名もクソゲー・オブ・ザ・イヤー。
Kusoge Of The Year。
頭文字をとり、KOTYのタグで親しまれています。
投票制による単純な多数決などでは決してなく、理論的で正確な総評を比較検討して決められます。
第三者に対して、なぜそのゲームがクソゲーであり、クソゲーオブザイヤーに選ばれたのかを明確な根拠と共に明確に説明付けられており、その公平さは今や誰もが認めるところ。
ひどい出来のゲームを生温い眼差しで傍観するイベントとして、最近ではネット界隈の風物詩と化しています。
近代クソゲー5種、というからには5本のクソゲーをプレイして頂きます。
KOTYにより選出される最も優れたクソゲーは、毎年一本づつ。
ということは2020年の東京オリンピックで採用される近代クソゲー5種は、2015年から2019年までのクソゲーオヴザイヤーになります。
2015年って、もう来年から選定が始まるのですね・・・
五輪新種目としての近代クソゲー5種が現実味を帯びてきました。
基本ルールはRTA(リアルタイムアタック)
多くのオリンピック競技が速さを競うルールであると同様に、近代クソゲー5種も各ゲームのクリア時間を競い合います。
ゲームプレイヤーの間では、リアル・タイム・アタックと呼ばれる遊び方です。
ゲームスタートから、或いは電源オンから規定のエンディング開始までのタイムアタック。
Real Time Attack。
略してRTA(アールティーエー)といい、かの有名なファミコンのアクションゲームであるスーパーマリオブラザーズは未だに毎年のようにクリア記録が更新されていたりします。
規定の、というルールがポイントです。
単なるエンディングをゴールにしてしまえば、開始5分で主人公が退場してしまうようなバッドエンディングも有効になってしまいますからね。
とりわけクソゲーですから、バッドエンドへの無駄な力の入れようも半端ありません。
やはり登場人物達が幸せになったり、世界平和が訪れるようなハッピーエンドを規定のクリア条件とすることが多いようです。
他のプレイヤーに先駆けて、最速でグッドエンディングを目指してください。
クソゲーによっては、一度のプレイではグッドエンドは不可能で、別のエンディングを観てフラグを立てたあとに2週目、3週目の循環プレイを必要とするものもあります。
長時間を必要とするクソゲーばかりだと、東京オリンピック開催期間である2020年7月24日~8月9日に間に合わないかもしれません。
選手は必要に応じて、徹夜しましょう。
ゲームで徹夜。
懐かしいですね。
年を重ねるほど、体力的にしんどくなってきます。
でもオリンピック競技としてのゲームプレイなので、遊んじゃいけませんよ。
近代クソゲー5種。これはゲームであって、遊びではない。
クソゲー界の金メダルを目指しましょう。