なんななナンセンス

益体もないナンセンスなことを、ある程度は掘り下げて考えた

「近代家事五種」そろそろ家事がオリンピック新種目になってもいい頃


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思いっきり動かす典型的な人気スポーツ競技から、スポーツといえるのか微妙な競技まで様々な種目があるオリンピック。そこに近代家事五種が加わったら、世界中の家事自慢さんたちの出番です。

基本的な5種目からなる近代家事五種競技が夏季オリンピックにもし採用された場合を考察してみました。競技家事に興味がある方は是非想像を膨らませてみましょう。

炊事、掃除、洗濯、家計、育児で世界一を目指す競技

近代家事五種は、炊事・掃除・洗濯・家計・育児という結婚して子供が生まれたら誰もが経験する基本的な家事で構成されます。各国にて出場者を公募して最終予選を勝ち抜いた、百戦錬磨のカリスマ主婦が基本的に出場する形になります。

たとえば炊事種目の場合、競技場内で観客とテレビカメラの生中継が見守る中、各国代表者が冷蔵庫内の食材を組み合わせて短時間で愛情を込めて料理。クックパッドの活用は基本です。家計種目では出場者が家計簿に1ヵ月分のレシートを書いていく様が画面に大きく映し出され、リアルタイムで審査員の公認会計士とファイナンシャルプランナーが採点します。

勝敗の判定基準は家事の正確さとスピード

近代家事五種は、家事の正確さとスピードが判定基準となります。作業が正確でもスピードが遅かったら、審査員の高い評価を得られません。逆にスピードがあまり速くて観客達を熱狂させる事ができても、作業が雑であったら勝てない仕組みとなっています。

そのため、この競技においては普段の生活の中で速く正確に家事をこなす力を伸ばしていく事が、メダルを獲得する上で重要です。

ジェンダーフリーなので主夫の参加も可能

オリンピックは一切の差別をしません。それは新種目「近代家事五種」でも同じ。性差別が全世界で大問題になる中、ジェンダーフリーの方針を掲げている本競技では、さながら1970年代のジョン・レノンのように家での家事に専念する主夫も参加可能です。

家事がうまくできない女性にとって主婦業をテキパキとこなす男性は相対的に格好良く映るため、見事に各国予選を勝ち抜いた男性選手達には特に高い関心が寄せられます。日本でも料理男子やイクメンはウケが良いですからね。鮮やかに家事をこなす主夫は世界的なブームへと発展することでしょう。

オリンピックに家事種目があったら家事をしている人達のモチベーションが上がる

家事とは主婦にとって立派な仕事であるものの、いくら頑張ってもお金がもらえるわけではありません。そういった状況の中であまり真面目に家事に取り組む気にはなれないという人も多いと言われます。

しかし、もし近代家事5種がオリンピック種目となって公募制が採用されたら、各国の主婦(主夫)達のモチベーションは一気に上がりそうです。そして、この種目のおかけで全世界の家庭における家事のレベルは年々上がっていき、スポンサーが付き、家事の専業でありながらビジネスとして成り立つでしょう。