ラスボス倒したいですねえ。でもストレートにラスボスを倒してハッピーエンドって作品は意外と少ない気がします。
ラスボスと戦って倒せなかったケース、戦う前に強制的に最終回となった打ち切り、そもそも倒すとはどういうことかという解釈の問題、続編で復活パターン。
賛否両論ある中で、最終回にラスボスを倒せてなさそうなアニメ7つピックアップしてみました。
1 デスノート
主人公=ラスボス作品。闇落ちした結果、ってわけでもなく最初からあんな感じでエセ正義の味方してました。彼がラスボスだとしたら、では主人公って誰なんだって話になりますが、仮に死神がラスボスだとしても、最後にその死神からデスノートに主人公の名前を書かれて死んでしまいますから同じですね。
2 彼岸島
五重の塔から落として重傷を与えたり、死に至るワクチンを打ち込むまでは良かったけど結局ラスボス生存。たった一人の声優さんが全キャストを演じる形で一応アニメ化されています。原作に忠実と話題の隠れた名作。アニメ版タイトルは正確には彼岸島Xってなってます。
3 バキ
格闘漫画ですからラスボスとも格闘で戦っています。親子喧嘩ですが。しかも常人には速くて見えない、見えても理解できないバトルばかり。最終的には親父が作ったエア味噌汁を、息子がしょっぱいと文句をいってエアちゃぶ台返しで仲直り。ちゃぶ台返ししたいのはこっちだ、と格闘マンガのラストとしては一言いいたくなるラスボスバトルか。
4 アカギ
ラスボスを倒せないから連載が続いているのではなく、連載を終えられないからラスボスとのバトルも終えられない仕組み。当事者であるラスボスは主人公との麻雀バトルをとうに投げ出しており、最近では地獄に出かけて行って幅を利かせている。
5 シャーマンキング
未完を暗喩する蜜柑の絵と「寝るぞー!」の号令でラスボスを目前に幕を閉じた伝説的打ち切りマンガ原作のアニメ、マンキン。なお数年後、完全版として続編が公開されて大団円を迎えました。
6 パンティ&ストッキングwithガーターベルト
最終回、ついにラスボスを倒した瞬間、二人の主人公の片方がもう片方を殺して、しかもラスボスは復活。徒労だったのか、と思うまでもなく、そもそも最初からエロとグロしかすることがなかった人たちなので特に失うものもないでしょう。
7 コードギアス
主人公=ラスボス作品といえば、世界を救うために必然性をもって主人公が自らラスボス化するアニメ、コードギアスシリーズが名作です。ストーリー進行ごとに政府、お父さん、盲目の妹、幼馴染の友達、とボスの変遷を重ねてゆき、主人公によるディストピアな世界支配が完了した最終回の時点で、この悲しい結末は必然だったのかもしれません。
結局、アニメ最終回でラスボスを倒すか倒さないか、とハッピーエンドかバッドエンドかは、あまり関係ないかもしれませんね。