ぽてち。
今では当たり前に使う、ポテトチップスの略しかたですね。
子供の頃、きんぎょ注意報というマンガで初めて聞きました。
ぎょぴちゃんでしたっけ。
ポテトチップスを食べる金魚という衝撃。
あれ以来、ポテチが大好きになりました。
私のレジェンドはカルビーの堅揚げポテトうすしお味。
が、コイケヤの普通のポテトチップスうすしお味も見かけたら欠かさず嗜みます。
何事も、一つに絞る必然性は全くありません。
そういった極論は自分も他人にも心残りをもたらします。
たとえ100歳を迎えても、欲望には正直にありたいですね。
このポテトチップスへの食欲に対しても。
その一方で、冷静になりましょう。
体重もまた正直者なのです。
ぽてち袋の底から一体どれだけのポテトチップスがこの指によって運び出されたか。
貴方に代わって、スマートポテトチップスクリップが、ポテチの摂取状況を冷静沈着に観測してくれるでしょう。
取り出されたポテチの枚数、大きさを記録
食べかけのポテトチップス袋の開口部にパチッと取り付けて使うクリップ。
実際に使ってる人は滅多にいません。
いちいちめんどくさいし、くるくるっと開け口を巻いていけば簡単にフタできます。
毎回食べ切りさえすれば、このようなクリップを使うまでもないのが普通です。
そんな一見して役に立たなさそうなクリップにセンサーを搭載。
スマートポテトチップスクリップは、開け口を通過する内容物をカウントします。
スライスされたポテトの厚さと大きさも判別し、一枚単位でカロリーを計算。
食べ過ぎたら自動的にクリップが閉じます。
超過カロリーが消費されたと推定される時間が経過するまで再び開くことはありません。
他でもない、これはポテチ好きの健康と体重を維持するために必要な機能。
そう、一枚でも多くポテトチップスを楽しみ続けて頂くためのね。
あなたはこれまで食べたポテトチップスの枚数を覚えていますか?
どんなに非道い行いでも、時としてそれを残酷とは感じないものです。
生きるために必要だったり、子供の頃から当たり前に馴れ親しんだことなら特にね。
鳥の血に悲しめど魚の血に悲しまず。
声を出せないお米や小麦に対して。
人間のために収穫されてかわいそうだなんて感じる人は稀です。
もちろん、私は感じますけどね。
でも、さすがに今まで食べたパンの枚数はカウントしていません。
お恥ずかしながら、米粒の数とお蕎麦の本数も全く。
もう遅いかもしれませんが、何事にも遅すぎるスタートは無いと信じて。
せめて、ポテトチップスの枚数を数え始めたいと思います。
今まで何枚食べたか分からないぽてち。
枚数を覚えていたからといって、何に対する贖罪になるわけでもないけれど。
せめてスマートポテトチップスクリップで、罪悪感のないポテチ生活を。