こわいですねぇ、修羅場。
刺激が欲しくてたまらない方々は、自ら喜んで修羅場に飛び込んでゆくそうですが。
恋人と、浮気相手と、浮気相手の恋人と、家族と、同僚と、顧客と、赤の他人と。
といっても、組織間の抗争や企業倒産時の修羅場劇など、恋愛以外の修羅場はこのデータベース案では取り扱いません。
ガチすぎるので。
些細ないがみ合いやすれ違いから偶然発展したり。
しかるべき喧嘩の原因が熟成され、満を持して炸裂したり。
大人の階段を一段上るたび、修羅場に遭遇する気がします。
親権重大、修羅場。
全国のカップルが体験した修羅場を網羅
今この瞬間も、どこかの部屋、車内、店先、道端などあらゆるシーンで、男女間の諍い事は起こっています。
悲しいけどこれ、修羅場なのよね。
思い返してみると、事のきっかけはほんのちょっとしたこと。
それか誰がどう見ても真っ黒な既成事実が明るみに出てしまったり。
出会いから現在まで全く同じ道程を辿ったカップルが存在しないように。
修羅場の形は、愛の形。
世界に一つだけの修羅場。
飛んでくる物もぬいぐるみだったり、皿やコップだったり、中身の入ったペットボトルだったり、イスだったり、料理道具だったり、署名捺印された紙切れだったりと多彩でしょう。
なぜイスが自分に向かって飛んできたのか。
どんな経緯か、その後どうなったか、彼女がイスを選んだ理由は。
網羅しましょう。
そして未来の修羅場ファイターたちに遺産として残すのです。
昔のカップルたちはこんなことが原因で修羅場になってたんだな、HAHAHA。
と洋風に弄ばれるかもしれません。
不本意ですね。
こちとら紙一重で事なきを得てきたというのにまったく。
人の修羅場を笑うな。
なんてね。
傍から見ると、やらせが横行するテレビのバラエティーよりずっとエンターテイメントしてますからね。
他人の心のスキマを垣間見ることが趣味の人には楽しいかもしれません。
そういう目的で用意したいデータベースじゃないんだけどなあ。
データって、それを使う側の自由まで制限できるわけじゃありませんからね。
仕方ないね。
原因、被害状況、解決までの流れを定型データ化
自分に全く非がないにも関わらず、なぜか悪者扱いされた出来事もあるでしょう。
あるいはほんのちょっとミスをしただけで、必要以上に重いペナルティを課されるのも納得いきません。
そうした理不尽な状況を経た修羅場からは、様々なノウハウを学ぶことができます。
我々は過去から希望を学んで、未来を創っているのです。
知っていれば避けられる修羅場があります。
見えている地雷なら踏むこともない。
と、信じたいのですが・・・
まず原因がどちらの過失なのか、誤解や思い込みはなかったか。
浮気等の、一見して有罪確定の状況下でも惨劇を回避する方法はなかったのか。
そして切って落とされる争いの幕。
被る可能性のある精神的、肉体的、金銭的な損害はいかほどのものかを定型的にデータベース化します。
修羅場を単にまとめたサイトは無数にありますが、因果、シチュエーション、使用アイテム、戦闘時間、ファイターのステータス、解決方法などが定型化されているわけではありません。
つまり自分が修羅場に陥ったとき、最も酷似した修羅場データを迅速に検索できるフォーマットが求 められているわけです。
そのための修羅場データベースです。
DVなんてもっての他ですが、近年増え続けている大人しい草食系男子に対する女性からの逆DV報告も例外ではありません。
解決に際しては、時間の経過によって無事に怒りが収まる無血開城から、血で血を洗う泥沼法廷劇への発展まで、修羅場にはマルチエンディングが用意されています。
飽きさせませんね。
今後の修羅場に備えて
数多く蓄積された皆様の修羅場経験 から、私達は多くの教訓を学ぶことができるはずです。
言うは易し、行うは難しですが、知っていると知らないとでは大違い。
謝ればいいってものじゃない。
納得させられることは予め納得しておいてもらう。
過去の同意をなかったことにされても あわてない。
余計な言葉を発しない。
お金で解決できることはお金で解決する。
別れを覚悟すると、逆に何故か続いてしまう。
不思議なものです。
恋愛方程式に正解が無いのですから、2問目の修羅場に関する読解問題に万人共通の答えなどあろうはずもありません。
だからこそ準備はしてし足りないということがありません。
僕ら、世界線が無数に分岐していく時空の真ん中にいて。
こんなとき、どうしていいか分からない私たちに出来る備え。
傍観者でなんかいられない。
さあ、昨夜の修羅場で投げつけられた物リストを、データベースに記録しましょう。