人生、うまくいかなくて当たり前。でも失敗してヘコんだり、トラブって理不尽な思いをした時は、どうにかして気持ちを切り替えたくなりますよね。
こんなとき、日本には心のわだかまりを減らしてくれる諺が色々あります。例えば災い転じて福となす、がポピュラーでしょうか。さらに掘り下げたことわざを7つ厳選しましょう。
1 雨降って地固まる
雨も降れば雪も槍もふるのが人生。止まない雨はないんですと大泉洋も水曜どうでしょうか何かで悟ってたような気がします。ナイル川の氾濫も、その後に豊穣の実りをもたらしてくれるではありませんか。土砂降りの雨も、土が水でぬかるんだ道も、運命の人と相合傘するチャンスかもしれない。
口論の場で兄弟愛が作られ、証言の場で友情がわかる。
— シュメールの諺bot (@naramsin15) 2017年3月3日
(雨降って地固まる)
2 人間万事塞翁が馬
幸が不幸に、不幸が幸にならないとも限らない。塞翁が馬は良い意味にも悪い意味にも使えることわざです。人生どう転ぶか分からない。馬に逃げられても、あとでもっと良い馬を引きつれて戻ってくるかも。その駿馬に乗って落馬、骨折でもしたら最悪ですね。でも良いことかもしれません。戦争が起きてもケガしてたら徴兵されませんから。
@Gdynial 塞翁が馬ってこれかな(?・・)σ pic.twitter.com/yWmDBUEfb4
— 亜紀♡ (@akixxxovo1) 2017年2月21日
3 果報は寝て待て
幸運は求めてもすぐ得られるものではないですから。あせって動き回ったりせず、気長に寝ながら待っていればやってくるという意味の果報は寝て待て。焦りは禁物ってやつです。やり方は合ってる、加減も悪くない。でも上手くいかない、としたら、タイミングやスピードが速すぎるのかも。冷静に時を待ってみては。
4 怪我の功名
肉体的なケガだけでなく、精神的なヘコみ、間違って壊した物、コミュニケーション上のミス、失敗した仕事。確かに一時的にはあってはならない事態ですが、ひょっとしたら良い結果を生むかもしれませんよ。
5 無い袖は振れない
お金だけでなく、能力や状況にも当てはめられます。これ以上の力は無かった。あの時はそれがベストだった。これから別の方法でリカバーすることを考えたほうが未来志向といえるでしょう。
「無い袖は振れない」
— 野球でことわざbot (@BBkotowazabot) 2017年3月4日
広島東洋カープの補強費のこと pic.twitter.com/CH6HJHdmaV
6 窮すれば通ず
行き詰まってどうにもならないところまで来てみると、ひょんな切っ掛けで、案外打開の道が見付かるもの。打開の道が開けていないのは、もしかするとまだまだ追い詰められていない、窮し足りないからかも?
7 良薬は口に苦し
忠言や諫言は聞くのが辛いが、自分のためになることの喩え。耳に痛い言葉は、だからこそ自分に変化をもたらす切っ掛けとなります。上手く出来なくて苦しい行動、到底受け入れられない異質な考え方の先にこそ、現状を治療する「薬効」が含まれているかもしれません。
@080ROCKMAN_LGM
— サトシ@ガオラー (@080ROCKMAN_LGM) 2017年2月26日
信玄「何を買ったのじゃ?」
ワシ「タリーズのコーヒーにございます」
信玄「それをよこせ」
ワシ「はい」
信玄「苦い…こんなものが良く飲めるな」
ワシ「良薬は口に苦しにございます」 pic.twitter.com/dQ7KpbtyGS
以上7つの冷静になれることわざでした。これだけあれば、たとえ失敗しても絶望の淵から這い上がる気力が少しは沸く、かな?