予定の時間に着いたけど、相手はまだ来ていなかった…
遅刻かな? あいつったらもー。
「着いたよー」とメールを送るとき、早く来いよなー的ニュアンス暗に込めても、それが伝わることはまずありません。
くーるー。きっと来るー。
なんて根拠のない希望は持たないほうが身のためです。
遅刻は癖になりがち。
どうせ、また遅れてくるに決まってます。
そんなのに付き合って、こちらの貴重な人生の中から数十分も無駄に捨てるのはもったいないと思いませんか。
相手の到着を確認してから、自分は家を出る。
それが、次世代の待ち合わせのカタチ。
待ち合わせ場所にスタッフが二時間前から待機
待ち合わせ相手がまともな人なら、予定時間よりも早く来るはず。
問題は、何分早く来るかです。
お互い早く合流するほど、早く楽しいデートを始められて、早く話題のジェラートをあーんしてあげられて、一緒にお参りしたら幸せになれるという縁結び神社で願掛けも早くできて、その願いがより早く叶います。
一時間早く来れば、一時間早く終電を逃すことができます。
日本全国のカップルが待ち合わせに何分早く来るか、という信頼できる統計情報があるかどうかすぐにわかりませんが、ホットドックプレス様あたりなら過去に街灯アンケートを実施済みかもしれません。
待ち合わせ到着確認代行サービスでは、待ち合わせ時刻前の2時間を目安として確認スタッフを派遣させていただいております。
お相手様がさらに早く来る可能性がありましたら、サービス申し込み時に特記事項としてお伝えください。
24時間を上限として、朝だろうと深夜だろうと、真夏だろうと豪雪地域だろうと待ち合わせ場所にて張り込み、いえ待機致します。
お相手様が待ち合わせ場所に現れたことを確認した瞬間から、本サービスはやや忙しくなります。
まずは依頼者への連絡を最優先に。
メール、電話、Line等のネットワークを駆使してお相手様到着の一報を届けます。
連絡が一発ですんなり通話、メール受信によって完了し、依頼者様がお相手様到着を認識すれば、その時点で任務達成。
ところがサービス開始から現在までの確認実績を振り返りますと、最初の連絡に失敗することが少なくありません。
待ち合わせという状況の性質上、依頼人も待ち合わせ場所に移動中なことが多いためです。
ケータイが圏外なんて当たり前。
メールがスパム扱いされてキャリアによって遮断されたこともあります。
よって、待ち合わせ場所の最寄り駅に予備連絡スタッフをバックアップとして配置します。
近くに駅や停留所がないなら、有名なランドマークや大きい交差点など。
最も接近したケースでは、待ち合わせ相手のすぐ右隣だったこともあります。
依頼主のスマホがバッテリー切れ中だったばっかりに。
ごめーん待ったぁー? を体で遮って、業務に忠実に彼氏の到着時刻を口頭にてお伝えする光景。
若干、不審者に見えても仕方ありません。
あの時はスタッフを浮気相手だと勘違いされて、軽く修羅場になりかけました。
以来、非常時の連絡手段について重ね重ねご説明を繰り返し、ご納得頂くよう契約時に心がけております。
逆に、待ち合わせ人が遅刻した場合も、スタッフはその場に留まり続けます。
目安としては24時間ですね。
待ち合わせ日時を1日勘違いしていたパターンが過去に数度、実際にありましたので。
義理堅い人なら、あっ明日だと思ってたけど今日だったわー勘違いしてたわー真夜中だけど今から行こっかなー、と真夜中にもかかわらず待ち合わせ場所に出現するかもしれません。
いや、明日の朝でもいっかなー、と明朝に変更する可能性もあります。
どんな時間に到着しようとも、確認代行スタッフが補足します。
依頼人が就寝中の場合は、一応ケータイを鳴らしますが、おそらく気付かれません。
インターフォンを鳴らしたり、90年代ラブコメアニメの如くお部屋の窓ガラスに小石を投げつけてぶつかる音で起こさせていただきます。
急に睡眠を妨げられて不機嫌になられるお客様も当然おられます。
しかし、今まさに待ち望んでいた待ち合わせ相手が到着されたのです。
着の身着のままご自宅を飛び出して、待ち合わせ場所へと急行するに違いありません。
嬉しいことです。
待ち合わせに遅れる人によって生まれる、無駄な時間。
早く到着したことで生まれる、もてあました時間。
待ち合わせ到着確認代行サービスは、皆様の人生を少しだけ有意義に彩ります。