若干ネタバレ注意で。
ハルヒ
同じ話を8回繰り返します。通称エンドレスエイト。
実際、週に一話、2か月かけてほぼ同じシナリオが8回放映されました。ストーリーは毎回若干、ほんとに若干異なります。なのに作画は毎回新規絵というこだわりよう。
ほとんど同じデザイン、構図、セリフも多数あり、視聴者の間でも賛否両論の嵐。いつまで続くかわからない不安感で、トラウマになったファンも。
その後もゲーム、アミューズメント、劇場版映画、スピンオフアニメなど展開されており、若干エンドレスエイトのセルフオマージュも含まれてたりして。
STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)
時間を行ったり来たりして好きな人を守るアニメです。
世界線というキーワードはアインシュタインの理論で使われている実在する概念。
大切な出来事や思い出も、時間を遡行すれば存在しなかったことになってしまう悲哀。なかったことにしてはいけない。
1週間フレンズ
たった1週間で友達の記憶を忘れてしまう女の子がヒロイン。忘れる原因は次第に明かされていきますが…
こういう特殊能力? って主人公が保持してたりするものですが、ヒロインが毎週忘れるのを主人公が何とかするってのだけで一作できてるのは少し珍しいような。
エヴァ新劇場版
映画アニメですが、シリーズ化してるので取り上げてみます。
そもそも新劇場版はTV版エヴァをリビルド、再構築したエピソードとして制作されているとのことですから、単純な意味の続編ではないし、設定の矛盾に踏み込むのもナンセンスだと思います。
とはいえ「序」「破」までは普通に観れてたような気がします。ほほー、なんだか新しいエヴァだなー、シンジ普通に強えーな、レイめっちゃデレてんじゃん、アスカも結構デレてるし。
これが「Q」になった途端、ふいんき(なぜか変換できな以下略)がガラリ。シンジ君ハブられてるし、レイ君ますます人形っぽいし、カヲリンますます良い人っぽい。残りの人は全員、キンキンに冷たい。
ここから未だ公開時期すら未定の次回劇場版でどうなるかというところ。
時をかける少女
タイムリープ物の王道、時かけ。あ、この作品、前回とかない。まあいいや。
タイムリープっていうと聞き慣れない方もおられるかもしれませんが、要は時間を遡るタイムスリップですね。
記憶を保持したまま時間を巻き戻せることに気が付いた女子高生が、いい気になって能力を乱発したところ回数制限があることに気付いて、慌てて残り回数を大切に使おうとするも望む結果を導けそうで導けなさそうで、というところで果たして最後どうなるか。
ヒロインに相当する男の子に、おまえタイムリープしてね? と感づかれるシーンは何とも鳥肌。
四畳半神話大系
森見登美彦の小説原作でマッドハウス制作の雰囲気系ループアニメ。いくつか異なる大学生活をパラレルします。 数話で入学時に戻り、全く別の学校生活をリスタート。各世界が若干かぶっていて最終話に向けて収束するようなしないような。
舞台は実在する京都大学キャンパス。だいたい京都市内を中心に展開します。鴨川シーンがとても多い。ラスト近くは京大の時計台まで戻ります。
雰囲気系、と表現しましたがメインヒロインである明石さんの雰囲気は特に引き込まれるものがあります。 泣きボクロ、素直クール、黒髪ボブカット、KY、アホな主人公に何度もアホと明言する、叫び声がギョエエエエ。こんなん理系男子学生なら惚れてまうやろ。
カブトボーグ
どう見ても最終回。なのに次週、普通にいつもの日常が始まります。
途中からいきなり登場したキャラクターが、まるで最初から居たかのように扱われます。このことを他の登場キャラは誰一人として指摘せず、しかも次回以降に一切登場しなくなります。
時空が歪んだかどうかしてたのでしょう。カブトボーグにはよくあること。
たまに敵とバトルして世界が滅亡しますが、次の週には何事もなかったかのようにのほほんと日常が始まります。
ループアニメと銘打ちましたが、このアニメでヒロインは基本使い捨てです。毎回唐突に新ヒロインが登場して主人公に助けられたりとかして、なんかキレイにハッピーエンドして、次回はそのことに全く触れられず別のヒロインが登場します。
一部のアニメ、厳密にはループってほどでもありませんでしたね。
回想とか夢オチという形をとってループを表現し、途中からトゥルーエンドへ向けてストーリーを分岐させていくアニメというのは結構ありふれています。
そういうのは抜きにしてピックアップしてみましたが、ループからいかに抜け出すかというのもアニメならではの一つの見どころですね。