なんななナンセンス

益体もないナンセンスなことを、ある程度は掘り下げて考えた

ついに東京2020年開催五輪で経済効果が新種目として競技化決定


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経済のことは正直サッパリです。が、オリンピックの経済効果が何千億円とか何兆円って聞いたら、おおすごいっ、と感じちゃいますね。

五輪開催が迫るにつれて、やれメダル獲得予想だ経済波及効果だと盛り上がるのはどの開催国でもほぼ同じなようです。

オリンピックは国対国の総力戦。

じゃあ、各国で経済効果の度合いを競い合ったらいいんじゃないでしょうか。

でもそのまま絶対量を比べたら先進国が圧倒的に上位を独占するに決まってますから面白くありませんね。

同じ国についてオリンピック前後で増えた経済効果を相対的に比率で考えたらどうでしょう。

A国は5%増えてB国は10%増えたから、B国のほうが頑張ったね、て感じです。

なんかノリで言ってるし、ざっくりすぎますが、先進国も発展途上国も同列にフェアに比べるとしたら比率しかないような気がするんですよね。

具体的な試算方法やそもそも経済効果の定義についてとか色々と突っ込みどころありまくりで、それは専門的な経済学者様の間ですら様々な意見があって決定的な解は出ないと思いますので割愛。

平均株価部門

オリンピック関連銘柄を中心に爆上げ待ったなし。

まず2020東京五輪招致オフィシャルパートナーは勝ち確かな。そう単純な話じゃないのが株なんでしょうけど。

それからなんといってもゼネコン。何とか建設みたいなの。で、作る人じゃなくて、材料も。セメントとか鉄。あと不動産、交通と宿泊、スポーツメーカー、放送と広告あたりが王道ですよね。株やる人じゃなくても、きっとみんな理解できると思います。

でもねぇ、どこの国でもこれらの銘柄は上がって当然です。

勝負はあくまで平均株価。オリンピックと全く関係ない低位株まで幅広く値上ってみんながハッピーになってこその平均株価部門ですから。

特需? バブル? 人聞きが悪いですね。これはオリンピックという名の平和なスポーツ大会の一競技。

日頃のアコギなマネーゲームは一旦忘れて、みんなで株を健全に楽しみましょうね。ぐへへ。

経済効果部門

会場や道路などのインフラ設備投資総額で競います。

ジャンジャン作りましょう。

メインスタジアムの屋根をケチったり、他国開催五輪にこっそりお小遣いあげてる場合じゃないですよ。

ほら、癒着だ何だと日頃から糾弾されてウンザリしてる道路族・商工族議員さん達も出番です。

ただし大会終了後に大赤字で経営破綻ってオチじゃあ無意味どころか単なる人災です。

豊かさは持続しなければ意味ありません。マイナスの経済効果もしっかりカウントします。

鳴り物入りだろうと、3セクだろうと、ビジネス的にきちんとペイする事業計画を立てて経済を盛り上げましょう。うぇひひ。

報奨金部門

選手にも嬉しい報奨金の増額が期待できます。

単純な金額の高低では資本力のある経済大国が有利に決まってますので、前回大会と比較して増額した割合で勝負しましょう。

これまで選手の努力に雀の涙ほどしか報いてこなかった緊縮組織ほどチャンスが大きいはず。

報奨金制度それ自体を競争原理の俎上へ載せることで、各国スポーツ協会幹部の胸先三寸ではなく勝利を目標にした報奨金体系の確立を促します。

選手もハッピー、経済効果競技で金メダルを取って国もハッピー。うぃんうぃん。

見るからに闇が深くて開き直ってる連盟や協会も、若干黒いけど太っ腹な懐の深さが評価されてちょっとは好感度が上がると思いますよ。良かったですね。