これだけ便利で、日常的に使われてるというのに。
誰もスリッパの可能性について、言及する気配がないようですね。
数分から数時間という限定された間に、特定多数または不特定多数の中から一名の人によって専属的に使用されるインテリア小物。
だれもが直接身に付けるアイテムの中で、こんなにも独特な使われ方をするのはスリッパくらいのものです。
海外ではお風呂とベッドの間を移動するときなどにスリッパを履きますが、それ以外の室内ではスリッパとちょっち違うハウスシューズを使うとか。
日本とはちょっと違いますね。
昔の日本家屋は畳部屋だったので、スリッパは使いませんでした。
そんな永遠にアナログのままでいそうなスリッパですが。
リチウムイオンバッテリーが内蔵され、OSがインストールされ、履いた人の情報をスリッパが保存するようになるまで。
まもなくです。
病院やオフィス、会館など公的な用途に最適
屋内の公共スペースでは、みんな共用のスリッパを履かされますね。
施設のロゴとか印字されてたり、マジックで名前が手書きされてたりしてね。
備品管理しつつ、盗難防止も兼ねてます。
業務用のスマートスリッパは同一の規格で大量に発注され、不特定多数の訪問者によって
顧客の水虫情報は機微な個人情報にあたるため、機密安全上の観点から保存しておりません。
そう、安全といえば。
スマートスリッパには小型のGPS受信機も内蔵されています。
いうまでもなく盗難防止のためですが、使い方としては犯人を追跡調査して窃盗グループを根こそぎ検挙する展開が期待できますね。
スマートスリッパは、いわばスリッパの形をしたスマートフォンであり、高価な商品。
中古で売り物になるなら手段を選ばず窃盗する組織への対策も、スマートに備えています。
見た目、ただのスリッパですけどね。
自宅用スマートスリッパには水虫管理機能
自宅向けには、特定少数、つまりパーソナルな機能が求められます。
足元だけ、室内限定ならではのサービス。
とくれば、もう水虫しか考えられませんね。
毎日、自動的に、水虫を監視できるのはスマートスリッパだけ。
皆様の醸されっぷりを、内側にある細菌センサーが感知して数値化し、定量的にクラウドへ保存。
通院の際は、過去の水虫データをプリントアウトの上、ご持参ください。
治療を始めらた、投薬後にどれだけ水虫の症状が快方に向かったかまでスマートスリッパが延々と測定。
今後、水虫とは長い付き合いになることが考えられますから。
非力ながら、不肖スマートスリッパも・
完治まで辛抱強くお供させていただければと思います。