マドラー。
グラスの中の液体をかき混ぜる、ぼっこみたいなアレですね。
先端に小さい球がついていて、攪拌しやすい形状だったりします。
ちゃんとしたバーとかじゃないと、出てこないかもね。
ちゃんとしたバー行ったことありませんが。
なんですか、ちゃんとしたバーって。
そんな混ぜ混ぜ棒ことマドラー。
ついにSNSと連携する日が到来しました。
マドラーならではの機能を活かして、気になるあのコと体え・・・液体を通じて濃厚なコミュニケーションを提供します。
グラスの中でね。
温度計は標準装備
熱燗が冷めてきたのにまだ残ってたら、ツイッターで本人にお知らせします。
ぬるいなう。
逆にキンキンに冷えたビールがぬるっとしてきたら、その店のオフィシャルツイッターアカウントに生中をリプライします。
わざわざツイッター経由するあたりがソーシャってルところ。
マドラーにLEDライトか何かくっつけて、温度が下がったらペカペカ光らせるほうが早いとか?
それではソーシャルである必要がなくなってしまいますね。
無粋です。
しかも温度計目盛り付きのマドラーとか、もう実在してそう。
他社製品ですが、ダサくないことを祈りましょう。
アルコール計測機能付き
飲んでいるお酒のアルコール度数を測定するセンサーを内蔵しています。
家飲みとかで、ジュースやお茶と焼酎でお手製チューハイを造ってもらうと嬉しいですよね。
でも、アルコールの強さが良く分からない味になってて、気付かないうちにたくさん飲んじゃってることも。
心当たりがある方も多いのでは?
こわやこわや。
ソーシャルマドラーは、アルコール何%のお酒を飲んでいるかを、ソーシャルメディアに投稿します。
結果を確認するのは、記憶を飛ばした翌日の二日酔い中になるかもしれませんが。
色彩認識センサー実装
バーに行くと目を惹くのが、色とりどりのカクテル類。
とても綺麗ですよね。
グラスの中にソーシャルマドラーを突っ込むと、何色なのかを検知してSNSに反映します。
さらに、自動的にtwitterの背景色をカクテルと同じに変えます。
ブルーハワイを飲めば爽やかな水色に。
ピンク・レディーに挿せばもちろん目に痛いショッキングピンクにあなたのツイッターアカウントが彩られます。
ドリンクチョイスのセンスが、SNSでも試されることになるでしょう。
いくらクールぶってても、筒抜けですよ。
色とアルコール度数から飲み物の種類を推定
今もなおライフログの人気は根強く、特に飲食物系は新しいサービスがローンチされ続けています。
この機能は地味ですが、飲んだお酒を自動的に記録するというありそうでなかったガジェットは画期的ではないでしょうか。
前述したお酒の強さ測定器と色センサーを組み合わせることで、どんなお酒を飲んでいるかを推定することができます。
あらゆる飲み物に挿されていても違和感のない、マドラーというアイテムの利点が最大限に活かされた瞬間です。
マドラーは、ただのかき混ぜ棒にしておくには惜しい。
酔っ払ってる状態で、いちいち何を飲んだかフリック入力してられるわけがないじゃないですか。
仮にそうやって記録されたとしても、どこまで本当か怪しいものだということは想像に難くないですね。
ソーシャルマドラーにはボタンとかモニターとか、ひとっつも付いていません。
それは、飲みの楽しさを極力阻害せず、且つ最大限正確なライフログを実現したいという設計思想が反映されているからに他なりません。
グラス内の水深を測定、飲むスピードを検出
今時、なにかと強要罪が警戒されるこのご時勢。
イッキとか、実際させちゃうの? と思い込みがちですが。
ノリによっては「駆けつけ三杯」などという名目で、空きっ腹に3連続一気飲みさせるといった蛮習は悲しいかな日本各地に、特に札幌ススキノには息づいております(思い込み)。
どんな成り行きの結果かまでは、さすがにソーシャルマドラーの守備範囲外です。
できるのは、ジョッキ内のお酒が消費されるまでの時間を正確に計ること。
立て続けに飲まされても、律儀にグラスにマドラーを挿しておいてくれさえすれば確実にメモリーします。
飲むスピードが速すぎて危険水域に達したらソーシャルメディアを通じて警告することも致しますが、リアルタイムに当人に届けられるかまでは若干の不安要素が残ります。
今、同じ飲み物を飲んでいる人をマップに表示
同じ感覚を共有させることにかけては、最近のビッグデータ分析はドン引きするくらい親切な模様です。
ソーシャルマドラーについても、同じお酒を飲んでる人同士を繋げるのは造作も無いこと。
んー。
いつもベイリーズウーロンみたいな甘いのしか飲まないあのコがっ
なぜ今夜に限ってスピリタスをロックでっっ
まさか、王様ゲームとかの罰ゲームか何か?
助けに行きたいっ お店は・・・ここから近いっ
なんとか、いつもの性格で「これ強くなーい?」的なすっとぼけで間を持たせてくれっ
てくらい誰がどこでどんなお酒を飲んでいるのかが共有される未来。
もちろん弊害も少なくないかとは思いますがそこはツールの使いよう。
もし、ソーシャルマドラーがなかったら、どんなことになっていたかと思うと。
はぁ。
って感じでソーシャルマドラーまとめ
正直、自宅には1本も持ってないマドラー。
部屋には物が少ないほど落ち着く性分だからでしょうか。
だからこそマドラーで繋がれる酒飲み界隈にワクワクしたり。
さっぱりしなかったり。