うぅ・・・・悲しい。
あんなに活躍した主人公なのに。こんな形で死んでしまうとは。
よりによって最終回にですよ。あと一週間耐え切れたら生存ルートの可能性があったかもしれないのに。
しかし、死んだからこそ生まれる感動も格別というのも事実。テレビで放映したアニメで、最終回で主人公が死んだ作品を7つピックアップしました。
若干ネタバレ注意。
フランダースの犬
色々あって人生に疲れたベルギーの少年が、わんこをもふもふしながら最終回で神様に祈りを捧げながら旅立ちます。
絵画コンクールに落選したり、放火犯の濡れ衣を着せられたりとふんだりけったり。実はそうした過去が報われるまでもうすぐだったのに、助けが間に合わない儚さが感動を誘いましたね。
ちなみにアメリカ版ではあまりにも可哀想過ぎるということで、パトラッシュもネロも死なないそうな。 さすが自由の国。
銀河英雄伝説
全宇宙を手にした金髪の皇帝ラインハルト・フォン・ローエングラムでしたが、病気には勝てなかった。まだ見ぬ一人息子を残し最終回でヴァルハラへ。
もう一人の主人公ヤン・ウェンリーは随分前に歴史の表舞台から退場していましたが、遺志を継いだ青年ユリアン・ミンツが芽を吹き出して自主独立の道を模索しながらも頼もしく邁進します。
最終回を迎えて静かな感動の中に、まだまだ未来へと物語が続いていく予感を感じさせる一大叙事詩。
バジリスク
敵対関係の二人が落ちる恋って、簡単には実らないし報われないと分かっているからこそ、見ていてドキドキしますよね。このアニメは最後まで伊賀と甲賀の過激な忍術対決が繰り広げられるアクション作品ですが、随所に恋愛要素が絡んでいます。
どちらかというと、心よりも肉欲というか、かなりダイレクトな描写も含んでいますが。
最終回、お互い敵同士で相手を攻撃しなければならない立場にありながらも気持ちを貫き通すために、ギリギリの決断。
視聴者として他の結末も望まずにいられませんが、こういう愛のカタチもあるんです。
デスノート
数々の駆け引きの末に、主人公のライトさんは最終回で自分の名前をデスノートに書かれて死亡。
最期まで悪あがきを続け、ミサちゃんを除いた周囲の全ての人を敵に回してもなお勝てると思い込み続けるその執念には一種の感動さえ覚えま・・・覚えなくはないかも・・・覚える人もいるんじゃないかなぁ。
どうもライトさんの死は本当のようなのですが、彼を最終的に殺した死神のリュークさんが何故そのような行動を取ったのかについては、未だに議論の余地がある模様。
実写劇場映画化は済んでましたが、今頃なぜか実写ドラマ化も決定してまだまだ現役。
コードギアス
大戦を経て世界統一後、皇帝となった主人公のルルーシュは、まるで自分を憎んでくれといわんばかりに各国民衆へ圧政を課す。
その真意は、人々の間に渦巻く憎悪を自分に一身に集めたあと壮絶に死ぬことで取り除き、世界をフラットにリセットすることにありました。
ゼロ・レクイエムと呼ばれるこの結末は、これまで完璧に利己的な行動を続けてきたルルーシュが垣間見せた本物の優しさであり、日本中が涙腺崩壊を免れませんでした。
革命機ヴァルヴレイヴ
略してヴヴヴ。
死んだ仲間へのお悔やみを「いいね!」感覚でツイッターに「やすらかに・・・」と手軽につぶやき合ったりと、登場人物の行動に当初から頭に「???」と疑問符が尽きない楽しい作品でした。
最後までその通りでした。
周囲のキャラ達みんな個性的に動くため若干影が薄い主人公は最終回で戦死を遂げ、栄誉を称えられて銅像が建てられました。
これには主人公とケンカ別れしたまま放送終了を迎えて、永遠に仲直りできなくなったヒロインも思わずニッコリ。
スクールデイズ
オスとして己の気持ちに正直なだけの極めて普通な男子が、周囲すべての女の子に貞操と命を狙われながら普通に生活する日常系学園ハートフルストーリー。
通称スクイズ。
輝かしい未来という名の大海原へ出航するラストシーンなんて特にヤバいっすよ。
言葉も出・・・ないっす、ぼーっと・・・見てました。
途中で主人公が交代するアニメは結構あるのですが、最終回に死んじゃうアニメって意外と少ないなぁという印象でした。
ギアスとバジと銀英伝は本当に感動する最終回でしたし、それ以外の作品も、えーと、本当に感動する最終回だったと思います。
最近はすっかり少なくなりましたね、最終回で主人公が死ぬアニメ。