なんななナンセンス

益体もないナンセンスなことを、ある程度は掘り下げて考えた

断定を禁止したらどうなる? 断定禁止特区で流行中の曖昧な言い方7選


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だ、である、と断定した言い方は、日本では角が立つかもしれません。いや、そうとも言い切れないんじゃないか、と必要以上に反論を誘いそうな気がします。

断定禁止特区では、誰もが断定的な物言いを避けて、極力あいまいな感じに喋るよう心掛けているんだとか。おかげで街中の雰囲気は終始穏やか。誰も怒らないので治安が良く、みんなニコニコ顔で暮らしているそうです。

ハッキリした言論を求められる現代社会に疲れた人向けの街だといえるかもしれません。断定禁止特区に移り住むと間違いなく心に安寧が訪れるでしょう、多分。

1. 「~かもしれないね」

そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。可能性は無限大。夢いっぱい。断定は選択肢をせばめるかもしれない。だから禁止したほうが良いかもしれないね。

2. 「多分、きっと」

宇宙人は実在する!…多分。タイムスリップで過去に行ける!…きっと、そのうち。逆もまた然り。幽霊なんて多分いない!断定禁止特区なんか、たぶん存在しない!

3. 「もしかして、ひょっとして」

いや、もしかして断定禁止特区ってホントにあるんじゃね? もしなくても、ひょっとして自分で作ればよくね? ひょっと。ひょっとって何ですかね。ひょっとしてひょっとこと関係あるんですかね。

4. 「~だったりしてね」

おれ、君のことが好き!…だったりしてね。もう限界だ、別れよう!…なんてね。いやまずい。これは曖昧な言い方にすることでかえって話がこじれるやつだ。相手の心を弄ばないためにも、ここは断定形でキッパリさせた方が良かったりしてね。

5. 「人によっては」

こんな時もあるさ、人によっては。絶対そう思うよね、人によるけど。性格も経験も千差万別、全く同じ人間はいない。だから全国共通の絶対法則なんかないんだ。人によるけど。

6. 「~なんて時もある」

もう駄目、ギブアップ…なんて時もある。人生、山あり谷あり。なんか良い雰囲気、すごい好意持たれてる、今ならいける!…なんて時もあるよね。そして結局何もしない。そんな時もある。

7. 「だいたい~くらい」

曖昧な言い方は今、だいたい7つ目くらいですかね。断定禁止特区は治安が良いとはいえ、たまに軽犯罪が発生するみたいです。犯人の特徴はおよそ20代~30代、または40代から50代くらいの犯行で、体格はだいたい中肉中背に痩せ型と肥満体型を含めたくらいだとか。